義史のB型ワールド

2012年1月16日

やっぱり年に一回は”忠臣蔵”!今度の大石内蔵助役は何と舘ひろし!!でも主役は”仁の龍馬さん”!!!更にテーマ曲は中島みゆきだ!!!!

Filed under: 趣味 — 代理人 @ 9:21 午後
 
代理人記録
 
日本人なら誰もが大好き!そして、私も大好きな”赤穂浪士/忠臣蔵”のドラマが、新年早々の1月2日にTV東京系(関西ではTV大阪)で放送されたので、遅ればせながらご紹介!今回製作放送された『忠臣蔵:その義その愛』は、所謂、ノーマルな『忠臣蔵』とは違い、ちょっとパターンを変えて、赤穂浪士四十七士の中の一番のスターである堀部安兵衛が主役で、彼の目線に沿ったストーリーになっている。
 
堀部安兵衛が主役の忠臣蔵と言えば、10年程前には木村拓哉主演でドラマ化された事もあるし、かつてNHKの大河ドラマでは郷ひろみが堀部安兵衛役を演じた事もある、まさに大石役に次ぐ、重要な役どころなのだが、今回の堀部安兵衛役は、あの大人気ドラマ『仁』で坂本龍馬を演じた内野聖陽だ!ま、雰囲気的には合ってそうな気もするが、個人的には龍馬さんの印象が強いからねえ・・・。何と言っても私の中では、龍馬は福山雅治よりも内野聖陽の方が印象深いからなあ・・・。
 
ちなみに今回の大石内蔵助役は何と舘ひろし!!!かつて『忠臣蔵』と言えば、長谷川一夫や坂東妻三郎等の時代劇大スターが演じ、我々世代では、萬屋錦之介(個人的には彼の大石が一番好き!)や三船敏郎と行った大御所がやるのが定番だったのだが、最近では高倉健や、かつては忠臣蔵のゲストスターだった松平健等も大石をやる様になり、丁度一年ぐらい前に放送された忠臣蔵では何と田村正和が大石だったからなあ・・・。
 
田村正和と言えば、若い頃から色んな忠臣蔵に出てたけど、まさか大石役を廻って来るとは夢にも思わなかったからなあ(ちょっと大石のイメージと違うと言う意味でね。ま、高倉健も大石のイメージとは違う気はするが・・・。)
 
で、今回の大石役の舘ひろしって、あんまり時代劇役者のイメージが無いのでは?と思ってみたのだけど、確かNHKのドラマにも隠密同心みたいなドラマで出てたから、そこそこ実績はある?のかな?ちなみにその他の配役はと言えば浅野内匠頭役は市川染五郎、吉良上野介は柄本明が演じている。そしてテーマ曲は後でも紹介するが、何と言っても私の大好きな中島みゆきが担当!!!
 
忠臣蔵その義その愛
 
で、今回製作放送された『忠臣蔵:その義その愛』は堀部安兵衛が主役で、彼の目線での忠臣蔵!って事で、7時間ドラマの最初の1時間は、高田の馬場での決闘に始まる、浪人安兵衛が赤穂家の堀部家へ養子になるまでのお話が延々と続き、大石さんはほとんど出て来ない・・・。更に忠臣蔵のそもそもの発端となる上野介の内匠頭に対するいじめを描く場面が少ない。畳替えシーンもあっさりしてたしなあ・・・。この程度では何で内匠頭が殿中での刃傷に及んだのか、イマイチ伝わり難いんじゃあ無いのかなあ。あの程度の事なら、普通のサラリーマンなら一度や二度や、三度や四度は経験してる事?なので、今年入ったばかりの新入社員じゃあ、あるまいに、いっぱしの大名があれだけの事で、ぷっつんしてたら、そりゃ、あんたの方がダメなんじゃあ無いの?と思ってしまうのだが・・・。
 
そして何よりも不満だったのは、個人的に一番好きな”大石東下り”のエピソード(大石が別人に成りすまし、江戸へ向かうのだが、その途中で、成り済ました本物に出会う物語)が無かったし、”雪の南部坂・涙の別れ”のエピソードにも、吉良方の間者は出て来なかったし・・・。いくら安兵衛が主役のドラマとは言え、『忠臣蔵』に欠かす事が出来ない、涙涙のエピソードはそれなりに入れて欲しかった気がする・・・。
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それは兎も角として、今回の『忠臣蔵』のもう一つの注目点は何と言ってもテーマ曲(エンディングテーマ)が中島みゆきの曲『走(そう)』が使用されている点。とは言っても、今回のドラマの為に新たに書き下ろした曲では無く、昨年の秋に発売されたニューアルバム『荒野より』の中から、今回のドラマの内容にマッチした曲を選曲した物だ。で、新春ワイド時代劇では例年2時間前後毎に区切られていて、その都度にエンディングテーマが流れるのだが、今回の『忠臣蔵:その義その愛』は7時間枠の一挙放送?って事で、中島みゆきの曲は、番組の最初の方と、エンディングにしか流れなかったのが、ちょっと残念!
 
ちなみに中島みゆきの曲『走(そう)』の歌詞の中に 

約束の船は風の中 はるかな吹雪の中
どこまでもどこまでも荒野は続いている

 と言う歌詞があるのだが、この部分だけ見るとどう見ても『南極物語』のテーマ曲『荒野より』のイメージそのまんまだよなあ・・・。どうせ此処まで『荒野より』を意識するのであれば、PVで出てた着物姿で『忠臣蔵』にちょこっと出演して欲しかったかも・・・。
 
最後に・・・、昨年は遂に『水戸黄門』も番組終了!って事で、時代劇が衰退して行く中、毎年必ずと言っても良い程、一作は映画化かTVドラマ化される『忠臣蔵』であるが、今年の年末はいよいよキアヌ・リーブス(マトリックスの兄ちゃん)主演???のハリウッド映画、その名も『47 RONIN』が公開予定だ!!!何か、キアヌ主演?ってだけで、雰囲気的にトム・クルーズの『ラスト・サムライ』みたいな内容になってしまうんじゃあ無いの?と言う気もするが、ハリウッド目線から見た『赤穂浪士/忠臣蔵』がどんな風なドラマになるのか、今から年末が待ち遠しい・・・

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