代理人記録
2007年に始まった”たかさご万灯祭”(前年に開催された”高砂みなと堀川 まつり”が起源とも言える)は、今では2日間で10万人近い観光客が訪れる高砂市の一大イベントにまで成長した!その”たかさご万灯祭2015”が始まる3日程前に、昭和の香りが残る今ではシャッター商店街と呼ばれている高砂銀座商店街の西側の入口の処に『浜名湖鰻 うな髙』が誕生した。個人的には肉が大好きなのだが、鰻も大好き!って事でオープン直後から食べに行ったのだが、流石に鰻はそう頻繁には食べないし、そもそもメニューが”うな重”しか無かったので、それ程度々食べに行く事も無いかな?と思っていた。
が、そんな事はお店をやっている方も重々ご承知の様で、10月下旬からランチタイム限定のメニューが登場すると、何処かで耳にしていたのだが、11月の上旬頃にお店に伺ってもその気配は無かった・・・。しかしそれから暫く経った某日、この高砂銀座商店街の中腹にある古民家カフェ『高砂や』で何やら”うな髙かわらばん”を配っていたとかで、そのチラシ?を持参すると以前から何度か食べた個人的にも大好きな”浜名湖うなぎ入り蒸しおにぎり”が貰えるので食べに行ってみない?と言うお誘いを受けたので、久々に食べに行ってみる事になった。
こちらが久々に行って来た高砂銀座商店街の西側の入口の処に2015年9月の中旬頃に誕生した『浜名湖鰻 うな髙』で、前回訪問した時は未だこのお店の事が知れ渡っていなかったからなのか、店内は閑散としていたのだが、流石にこの日は年末の土曜日の正午頃と言う事もあってか、続々とお客さんがやって来て4卓か5卓程度しか無い店内は一気に満席になってしまった!結構このお店の人気が高まって来たって事なのかな・・・。
ちなみにこちらはその時に見せて貰った”うな髙かわらばん”で、ご覧の様に何時の間にやら始まったランチの説明が大半なのだが、これに寄るとランチの内容は”最初はそのまま、次は薬味をのせて、最後は昆布出汁でお茶漬けにして、3種類の味が楽しめるひつまぶし”をメインに、前菜や天ぷら等が付くミニ懐石料理との事。初訪問時に食べた”うな丼”や”うな重”だけではちょっと寂しいと思っていたので、ランチタイム限定ながらこの様なメニューが登場した事は喜ばしい!
そしてこちらが店内に置いてあった”うな髙かわらばん”に載っていた”浜名湖鰻ひつまぶしミニ懐石”のメニューと、もう一つあった”浜名湖鰻ひつまぶし懐石”のメニューで、気持ち的には先にも書いた様に鰻大好きな事もあり”浜名湖鰻ひつまぶし懐石”の並辺りを食べてみたい気がしたのだが、値段が800円も高いしそもそも”ミニ懐石”のボリュームもどれ程の物か判らなかったので、素直に”浜名湖鰻ひつまぶしミニ懐石”の方を食べてみる事に決定!!!ちなみに両者の違いは”ひつまぶし”に入っている鰻の大きさだけで、前菜等は同じらしい・・・。
で、先ず最初に運ばれて来たのがこちらの”ひつまぶしミニ懐石”の前菜で、ご覧の様に横長の如何にも和食のお皿の上にお造りや茶碗蒸しのお椀等が盛り付けられていて、見た目も中々楽しげだ!ちなみにパッと見た感じ、先に紹介した”うな髙かわらばん”とか”ひつまぶしミニ懐石”のメニューに書いてある料理とは若干違う様だが・・・。
そしてこちらがその前菜のお皿の上に載っていた料理の品々で、左端から見て行くと”お造り2種盛りあわせ”はメニューに書いてある通りの”鮪”と”鯛”だったが、真ん中にあるのは”ちりめんじゃこがトッピングされた冷奴”、そしてその右側にあるのは”ほうれん草とシメジのおひたし”の様な物だ。で、”鮪”は私の大好きな”大とろ”では無く極々普通の”赤身”だが中々美味しい!”鯛”の方も大きなインパクトは無いが普通に美味しい”お造り”だった!
それともう一つ、こちらは前菜のお皿の上の右端にあった”あんかけ風の茶碗蒸し”で、こちらも運ばれて来た時に説明があったのだが、その内容は忘れてしまった・・・。それはさて置き、茶碗蒸しの中には穴子?ほうれん草?それにシメジ等の具沢山で、当然の如く蒸し器から出したばかりの熱々で、薄っすらかかった餡や出汁も旨みたっぷりでメチャウマい!この前菜だけで心が掴まれてしまった気がする・・・。
そんなこんなで前菜を楽しんだ後、続いて運ばれて来たのがこちらの”天ぷら盛りあわせ”で、その内容はと言うと御頭付の海老、カボチャ、茄子、獅子唐等で、所謂”天つゆ”は付いて無くて、素材の味を楽しむ為に添付の塩で食べるらしい・・・。で、早速メインの”海老天”から食べてみると、当然の如くこちらも揚げ立て熱々で衣もカラッとしてサクサク感満載でメチャウマい!添付の御頭も物凄く柔らかく、こちらもサクサクしてこれまたウマい!何と無くであるが、このお店で”天ぷら定食”として食べてみたくなる程であった!
そして前菜と天麩羅を食べた後、いよいよ運ばれて来たのが”ひつまぶしミニ懐石”のメイン料理であるこちらの”ミニひつまぶし”で、メインの”ミニうな丼”の他に後でお茶漬け風にして食べる出汁が入った急須の他に、薬味や吸い物、それに香の物等がお盆の上に載っている。ちなみに”ひつまぶし”とは”最初はそのまま、次は薬味をのせて、最後は昆布出汁でお茶漬けにして食べると3種類の味が楽しめる丼”の事で、私が若かりし頃に大阪のとある店前のショーケースに置いてあった何層にもなった5人前の巨大な鰻丼を見て、食べるのに時間がかかるから”暇潰し”と言う名が付いているのだろうと勘違いして、実際に注文した時に”暇潰し”下さい!と注文したら笑われた事があった・・・。今では名古屋名物として定着したからそんな客は居ないとは思うが、当時は関西で”ひつまぶし”は珍しかったからなあ・・・。
それはさて置きこちらが”ミニひつまぶし”の基となる”ミニうな丼”で、先ほどの”うな髙かわらばん”に寄ると”独自の製法で蒸したうなぎはふっくらやわらか、秘伝のタレを塗って炭火で香ばしく焼きあげています”との事。で、ご覧の通り”ひつまぶし”にして食べる用に短冊切りされているのだが、パッと見た感じは半身ぐらいのサイズがあるのでは?と思える様な結構大き目の蒲焼が載っていて中々ボリュームもありそうだ!
それは兎も角として先に紹介した”うな髙かわらばん”に書いてあった”ひつまぶしの食べ方”に従い、お茶碗に取って”最初はそのまま”食べてみると、基本的には以前に食べた”うな丼”と同じタレであるが、こちらは”鰻が短冊切り”されている事もあって、鰻とご飯とタレの三位一体の味わいがあってメチャウマい!何と無くこのまま全部の”うな丼”を食べてしまいたい程であった!
そしてその後は”次は薬味をのせて”食べてみると、ネギは半分どうでもエエ様な気はしたが、ワサビのピリリとした辛みがタレの甘さと相まってこれまた中々ウマい!基本的にワサビは次に”お茶漬け風”にして食べる時の為の物の気がするが、そう言えば以前に姫路で食べた”あなごめし”には最初から山葵がトッピングされていたので、そう思うと意外と鰻丼や穴子飯を食べる時にワサビも合うのかも知れない・・・(後で思い出したが、浜松で”鰻の白焼き”は”わさび醤油”で食べたのだが、魚の刺身だと思うと当たり前なのかも知れない・・・)。
そして”最後は昆布出汁でお茶漬けに”して食べると、お出汁自体が私好みの味でそれにワサビのアクセントが加わりこれまた三位一体ならぬ四味一体の味わいがあってメチャウマい!最近はこの手の”穴子だし茶漬け”とか”鯛だし茶漬け”、果ては”近江牛のだし茶漬け”や”播州百日鶏のだし茶漬け”まで食べる事があるが、それらと比べても最近食べた”出汁茶漬け”の中では一番美味しかった気がする・・・。てか、思わず急須に残っていたお出汁も全部飲み干してしまった程だった・・・。
ちなみにこちらは”ひつまぶしミニ懐石”に付いていた吸い物と香の物で、吸い物も前回”うな丼”を食べた時とは若干中身が異なる湯葉入りのあっさりしたお出汁の吸い物で、こちらも出汁のベースは”出汁茶漬け”と同じなのか、私好みの味でメチャウマい!気持ち、”出汁茶漬け”を食べた後なので、吸い物は無くても良い気もしたがぜひまた今度は”うな丼”と共に飲んでみたいと思う・・・。
そしてこちらは”ひつまぶしミニ懐石”を食べ終えた後、最後に運ばれて来た”お芋とアイスのデザート”で、ご覧の通りの大学芋?の上にバニラアイスをトッピングしたシンプルな内容で、私には少し甘目だがこれも中々ウマい!こちらも懐石コースだけでは無く普通の”うな丼”を食べた時にも付けて欲しい気がする・・・。
最後に・・・、最初に書いた様にこの日は以前に貰ったチラシを持参すると”浜名湖うなぎ入り蒸しおにぎり”が貰えると言う事だったのだが、3人での訪問に対してチラシは1枚しか無かったので、きっと一個しか貰えないと思っていたら一人一個ずつ合計3個くれた!この”おにぎり”は1個300円するので先に食べた”浜名湖鰻ひつまぶしミニ懐石”は実質1500円?と言う計算?これはメチャお得だ!で、貰った時は熱々でメチャウマそうだったので直ぐにも食べたかったのだが、当然の如くお腹が満腹だったので夜にレンジでチンして食べたのだが、何時も通りの中々美味しい”浜名湖うなぎ入り蒸しおにぎり”だった!