代理人記録
急遽、行く事になった日本海蟹ツアーの行先は城崎から車で約10分の処にある、”かに道楽チェーン”グループの日和山温泉”ホテル金波楼”で、個人的には5年ぐらい前に一度来た事があるちょっと懐かしいホテルだ。ちなみに長年の間みなさんと良く行った”気比の浜”からは橋を超えて直ぐの処にある・・・。で、ホテル到着後、温泉に浸かってゆっくりした後、午後6時近くになりいよいよ”かに会席”の用意が始まった。ちなみに、5年ぐらい前に来た時は、ホテルのメインダイニングでのディナーだったが、今回は部屋食らしい・・・。
それはさて置き、こちらがこの日のディナーである”かに会席”の”本日のお献立”で、ホテルのコース説明に寄ると”ほどよい量のカニを様々なお料理にほどこした「かに会席」で、カニだけではなく蒸しゃぶに「黒毛和牛」をとり入れた贅沢な会席に仕上げた”内容らしい・・・。そう言った意味では、5年前に食べた”かにフルコース”と内容がどの様に違うのかちょっと楽しみでもある・・・。
そしてこちらが、まず最初にテーブル上に用意された”かに会席”の”酢肴 茹蟹半匹”と”宴菜 季節の七種盛り”と”食前酒 柚子のめぐみ”の料理の数々・・・。食前酒は兎も角として、蟹を食べるのにアルコール類が無いのはチト寂しい・・・、って事でこの後早速、生ビールを注文!!!
ちなみに”宴菜 季節の七種盛り”を取り敢えず一通り紹介すると、まず最初に食べたのが、実際に食べた時には何か良く判らんまま食べた気がする、こちらの料理で、先に紹介した”本日のお献立”と照らし合わせると多分”いとよりチーズ焼と帆立ジンジャーマリネ”だったのだと思う・・・。ま、この辺りは味を楽しむと言うよりか、生ビールのつまみでしか無かった・・・、かな。
続いて食べたのは、これまた実際に食べた時は何か良く判らんままに食べた”柚子錦玉子と蓮根丸”・・・。ご覧の様に”蓮根丸”の上にはキャビアの様な物が乗っていたが・・・。
そしてこちらは、割とみたまんまの”海老芝煮と紅茶鴨味噌漬”で、個人的に肉好きと言う事もあってか”紅茶鴨味噌漬”とやらは中々美味しかった。”海老芝煮”は大体想像通りの味だったけど・・・。
で、”宴菜 季節の七種盛り”の一番右端にあったのは、一見すると”蟹味噌”を使った豆腐の様に思えたのだが、お品書きに寄ると極々普通の”胡麻豆腐”らしく、味的にも普通に”胡麻豆腐”だったかな・・・。
そしていよいよ蟹ツアーのメインとも言える”かに会席”の蟹料理の一品目が、こちらの”茹蟹半匹”と”蟹味噌”で割りと大ぶりの蟹の脚が並んでいるが、残念ながら”津居山カニ”のタグも”柴山かに”のタグも付いて無い・・・。ブランド蟹を示すタグは蟹一匹に対して一つしか付かないので、半匹だから仕方が無いのかな?と思うが、先輩の方にも付いて無かったし、この日、最期までタグを目にする事は無かったので、そう言うもんだと納得するしか仕方が無い様な・・・。
それはさて置き、まずは大好きな”蟹味噌”から食べてみると・・・、ウマい!茹で蟹や冷凍蟹では中々味わえ無い?(と思うのだけど・・・、自信は無い・・・)、瑞々しい”蟹味噌”だ。これに脚の身を少し浸けて食べると、これまたウマい!やっぱ生の蟹?の”蟹味噌”は旨いよなあ・・・。
そしてこちらが蟹料理の定番の一つとも言える”茹蟹”で、脇にはレモン、生姜、三杯酢等の薬味が添えられている。当然、茹で立て熱々でも無いし、これこそ地場の蟹では無いと思うが、そこは蟹料理の王道とも言える”茹蟹”で、この日一発目の蟹と言う事もあり、普通に旨かった!やっぱ年に一回か二回はこう言った本格的な蟹を食べないとねえ・・・、と思った一品だったかな。
で、先に用意された”茹蟹半匹”や”宴菜 季節の七種盛り”を食べていると、続いて運ばれて来たのが蟹料理二品目である、こちらの”蟹含む旬の魚貝四種盛り”で、ご覧の通り、生の大きな蟹の脚肉の他に、鯛、ハマチ、甘海老(ボタンエビ?)が添えられた”お造り”の盛合せだ。
てな事で、まずは”蟹含む旬の魚貝四種盛り”のメインである”蟹刺し”から食べて見ると、脚の殻からスルッと剥がれた脚肉の身はトロッとした食感のある、やや甘目の味がありこれまた旨い!蟹は”茹で蟹”や”焼き蟹”の様に少し火を通した方が美味しいと常々思っているのだが、生でも中々旨い!と思えるひと時であった!
ちなみにこちらは”蟹含む旬の魚貝四種盛り”の盛合せの”子持ちの大きなボタンエビ、鯛、ハマチ”の3品で、鯛やハマチは兎も角として、海老は2尾も要らんなあ・・・、と思いつつ、腹に青い海老の卵がたっぷりと詰まった新鮮なボタンエビ?で、中々ウマかったので、結局は刺身盛り合わせ全てを完食したのだった・・・。
そしてこちらは、一番最初に”かに会席”が用意された時からテーブルの上に用意されていた”蟹道明寺湯葉巻蒸し”で、この蓋の下にどんな美味しそうな蟹料理が隠れているのだろう・・・、と思っていたのだが、仲居のオネエサンがそろそろ蒸し上がった頃です・・・、と言う合図で蓋を開けると何やらこの様な二つの小さな物体があるのみだった。で、そのお味はと言うと、何と無く”カニ風味の餅”と言う様な感じで、美味いとも不味いとも何とも思わない様な味だったかな・・・。
で、そんなこんなしていると、テーブルの上には蟹料理では無く、”国産黒毛和牛溶岩石焼”のお肉と溶岩石が乗ったコンロが運ばれて来た・・・。お肉の脇には”南瓜、竹野蒟蒻、グリーンアスパラ”が添えられていて、他に”ジャポネソース”とやらが付いている。で、雰囲気的には但馬牛かな?とも思ったのだが、最近の食品偽装の煽りを受けたのか、正直?に”国産黒毛和牛”となっていた・・・。きっと数年前では但馬牛と謳っていたに違い無い・・・、と思うのだが・・・。
それはさて置き、早速その”国産黒毛和牛”を溶岩石の上で焼いて食べると、最初見た時はそれ程に大した色艶のある肉では無いなあ・・・、と思っていたのだが焼き上がったお肉を食べてみると、意外と柔らかくそしてジューシーで中々旨い!個人的には蟹料理ばかりでも良かったが、肉も大好き!って事もあり、中々美味しい”国産黒毛和牛”だった。
で、”国産黒毛和牛溶岩石焼”を焼いて食べている部屋の片隅では”蟹法楽焼”が用意され、コンロに火が灯った・・・。そう言えば5年前にこのホテルに来た時は”炭火焼風のコンロ”で蟹を焼いて食べたのだが、流石に部屋食だと換気の問題もあって、こう言った”法楽焼”になったのかな。ちなみに”焼き蟹”と言えば、その昔に同じく日本海の京都方面にある夕日ヶ浦温泉へ行っていた頃に何度か食べに行った事がある”小さな民宿の海山で食べた蟹の兜焼き”が忘れられ無いのだが、今の処それ以上に美味しい焼き蟹には出会った事が無い・・・。
それはさて置き、焼き上がったタイミングで仲居のオネエサンが綺麗に更に盛り付けて目の前に運んで来てくれたのが、こちらの”蟹法楽焼”で、個人的にはちょっと火が通り過ぎてジューシーさが失われていた様な気がしたが、それでも中々い美味しい”焼き蟹”だったかな。個人的にも蟹料理の中で一番美味しいのは”焼き蟹”だと思っているのだが・・・。
そしてまだまだ蟹料理はある様で続いて運ばれて来たのが、こちらの”蟹すきしゃぶ小鍋”の具材で、ご覧の通り、”蟹の爪、蟹の脚身&腹身”の他に”えの木、椎茸、水菜、しゃぶ餅”等が添えられている。それを自分の手で出汁をはったアルミの鍋に入れて好きな様にして食べる一人鍋の様だ。
てな事で、煮上がった”蟹すきしゃぶ小鍋”はこんな感じで、全体的なボリュームは少ない物の、蟹の爪も脚の身も結構大きくて、出汁を吸った蟹身もこれまた旨い!やっぱ蟹料理に”蟹すき”は必要ですねえ・・・、みたいな。
で、”蟹すきしゃぶ小鍋”を好きな様にして食べていると、部屋の片隅では先ほどの”蟹法楽焼”に変わって”蟹釜飯”の用意がされていたのだが、いよいよその”蟹釜飯”も炊上った様で、これまた仲居のオネエサンが一人前ずつお茶椀によそってくれた。
こちらがその”蟹釜飯”で、他に”赤出汁”と”香の物”が付いている。ちなみに御釜で炊いていたので、もっと量があるのかと思いきや、結果的にはこのお茶碗一杯分の”蟹釜飯”しか無かった様だ・・・。
それはさて置き、その”蟹釜飯”を食べてみると、適度におこげもあり蟹の解し身も入った、中々ウマそうな”蟹釜飯”だったが、印象的には少し薄味?だったかな。それでも〆のご飯としては十二分に美味しい”蟹釜飯”だった。
そして”かに会席”を食べ終えると全てのお皿、鍋、鉄板等が片付けられて、その入れ替わりで、食後のデザートが運ばれて来た。それがこちらの”二色豆乳ムース/ラ・フランスジュレ掛け”で、それ程に甘くも無く冷たくて、これまた旨い!甘いスイーツは苦手だが、この手のムース系の物は結構好きかも・・・。
てな事で、約2時間かけての”かに会席”を食べ終えたのが午後8時近く・・・。ご覧の通り結構なボリュームがある”かに会席”だったが、この日は何だかんだと一品も残さずに全て完食!仲居のオネエサンにも褒められた?のだった。それはさて置き、ホテル館内にあるカラオケが出来るラウンジもオープンする時間・・・、って事で、早速そのラウンジへと向かい、その後、日付が変わる直前までのカラオケタイムが始まるのだが、その話は・・・、この後もありません・・・、悪しからず・・・。