代理人記録
毎年お盆には親戚一同(と言っても余り大人数では無いが・・・)が集まって何処かに食事に出掛けるのが恒例となっていて、以前は焼肉屋さんとか、フランス料理のお店に行く事が多かったのだが、5~6年位前から高砂にある『生州割烹 輝髙』に行くのが定番なっていて、今年も何時もの様に行って来たのでお盆の話は8月中にって事もあり遅ればせながらご紹介!
こちらがまたまた行って来た『生州割烹 輝髙』で、流石にこの日はお盆の真っ只中と言う事もあってか、この写真を撮っている間も、あるいは入店してからも続々とお客さんが入って行く・・・。で、我々は何時もの如くこのお店唯一の個室を予約していたのだが、隣の大部屋も大賑わいの様で常時色んな話し声や騒ぎ声?等が聞こえて来ていた。もう隠れ家的存在のお店と言う雰囲気では無く、この界隈では超人気のお店になっている様だ。
それはさて置き、先ず最初に運ばれて来たのがこちらの”先付”で、パッと見た感じはこのお店定番の”雲丹や山葵がトッピングされた旨出汁の豆腐”の様だが、何時もと比べると色が少し黄色いなあと思っていたら何と今回は”とうもろこしの豆腐”との事。そう言われるとほんのりとした”とうもろこし”の風味がある様で中々ウマい!それ以前に毎回異なる趣向の食材が使われていて、この後に出て来る料理がますます楽しみになって来た!
で、続いて運ばれて来たのがこちらの八寸で、お盆と言う事もあって今回も”灯籠仕立て”になっていて、この紙の灯籠を外して中の八寸を見るのが楽しみの一つになっている。で、その灯籠の中を見ると夏らしく竹の器に笹の葉で包まれたチマキ風の料理を中心に、手前には何時もと同じ様な一口サイズの料理が小奇麗に並んでいる。
そしてこちらが”灯籠仕立ての八寸”の中身の様子で、今年の6月頃に食べに来た時はちょっとしたお祝い事もあったので少し高目のコースを頼んだ事もあり”伊勢海老”が付いていたのだが、流石に今回は何時ものコース?だったので”伊勢海老”の姿は無かったが、変りにメチャ小さい海老が載っていたが・・・。
ちなみに八寸の内容を判りやすい様に並べてみると、左側の写真の中は”鯵の松前寿し、キュウリのかぶら巻、蛸の柔らか煮、丸十?、小さな手長海老”で、右側の竹の器の中は”じゅんさい”が入った”もずく酢”で、笹の葉に包まれていたのは鯖の様な鰆の様な何かそんな種類の焼魚で、魚が苦手な私でも特に変な癖を感じる事は無く、鯵の松前寿しも焼魚の方もしっかりと食べたのだった。
で、一足先に運ばれて来た”灯籠仕立ての八寸”を食べ終えて暫しの間、歓談していると間も無くして運ばれて来たのがこちらの椀物で、その内容はと言うと今年の6月頃に来た時と似た様な感じの”鱧しんじょうの吸物”で、今回はメインの”鱧しんじょう”の他には”ほうれん草”?や”じゅんさい”等が入っただけのシンプルな内容だが、これまた何時も書いている様にこのお店のお出汁がメチャ旨い事もあって、今回も凄く美味しい”鱧しんじょう”だった。
そしてその次に運ばれて来たのが和食の定番である向付のお造りで、残念ながら何時もの楽しみである”トロ”の姿は無くこの日の内容は”スズキ、蛸、シマアジ”との事。ちなみに夏場にこのお店に食べに来ると”氷がたっぷり入った器”に盛られていたり、”アサガオの葉をあしらった竹の器”に盛られて出て来る事が多いのだが、この日はお店が超大賑わいしている事もあってそんな手間暇を掛けている時間が無かったのか、珍しく大皿に盛られている。ちなみにこの皿も何時ぞや見た気がしたので、過去の記事を見てみると前回訪問時のメイン料理の”但馬牛のヘレ肉”が盛られていたお皿だった・・・。
それはさて置き見やすい様に”お造り”を並べ直してみるとこんな感じで、”スズキ、蛸、シマアジ”の他に奥に何やら黄色い物があったのだが、それはお造りの付け合せにはちょっと珍しい気がする”焼き茄子”だった。で、魚は苦手なのだが、蛸は大好きだし、スズキもシマアジも、私の苦手な魚の癖は一切無くて普通に美味しい・・・。先に食べた八寸の中の魚を食べた時にも思ったのだが、このお店でずっと魚を食べていると、もしかすると私でも魚好きになるかも知れない・・・。
で、その次に運ばれて来たのは蓋が付いたお椀に入った煮物料理で、蓋を取ると中から出て来たのがこちらの”鰻と里芋まんじゅう”で、基本的には偶にこのお店で出て来る”里芋まんじゅう”なのだが、上に衣を付けて揚げた様な鰻の身がトッピングされている点が新しい・・・。で、毎回書いている様に、この椀の中に入ったトロミの付いた餡も私好みの味でこちらもメチャウマい!
更に”里芋まんじゅう”の中にはこの様な海老も入っていて、上に乗っていた鰻と合わせて何時も以上に豪華な”里芋まんじゅう”だ。何と無くこの一品を酒のつまみにして飲んでみたい気がして来たので、思わずこの辺りで冷酒を追加注文してしまったのだった。
そしていよいよ登場したのが、この日のメイン料理である”但馬牛のしゃぶしゃぶ”で、何時も通りの紙鍋を使った一人鍋で、薬味の他に胡麻ダレとポン酢の両方が付いているのが嬉しい・・・。ちなみに以前は偶に『しゃぶしゃぶと日本料理のお店 木曽路』に食べに行ったりしていたのだが、あのお店の胡麻ダレは私の好みに合って無いので、今度行く時はこのお店の胡麻ダレを貰って持って行きたい様な気がする・・・。
そしてこちらが”但馬牛のしゃぶしゃぶ”の要となる但馬牛の肉で、流石にこちらはお店の方で何らかの手を加える事も無く仕入れたお肉を小奇麗に器に盛っただけではあるが、何時も通り中々美味しそうなお肉だ。最近は他のお店に行って”しゃぶしゃぶ”を食べる機会がほとんど無いのだが、個人的な思いで言うとこのお店のこの”但馬牛のしゃぶしゃぶ”を食べれば十分な気がする。ちなみに参考情報として書いておくと、プラス1000円すれば、この”但馬牛のしゃぶしゃぶ”が”但馬牛のヘレ肉陶板焼き”に変更になるらしい・・・。とは言え差額を考えるとそこまでする必要は無いかなとも思うが・・・。
それはさて置きこちらが実際にしゃぶしゃぶして食べた”但馬牛のしゃぶしゃぶ”で、しゃぶしゃぶと言いつつも紙鍋の中にお出汁が入っていて、このお出汁だけを飲んでも十分に美味しいのだが、そのお出汁が浸み込んでいるからなのか、あるいは胡麻ダレが私の好みの味だからなのか、それに加えてお肉も柔らかくてメチャウマい!先にも書いた様に『しゃぶしゃぶと日本料理のお店 木曽路』まで行かなくてもこのお店で”但馬牛のしゃぶしゃぶ”を食べればそれだけで大満足だ!
そしていよいよ宴も終盤!〆のご飯の時間になったのだが、何とこの日は”穴子ご飯”か”松茸ご飯”のどちらかが選べるとの事!更に各テーブルそれぞれ違うご飯にも出来ると言う事だったので、どちらも食べてみたかったので、当然の如く両方とも選択!ご覧の様にご飯の上にたっぷりの穴子や松茸が乗った、見た目にも中々豪華な土鍋炊き込みご飯だ!
そしてこちらが実際に食べた”穴子ご飯”と”松茸ご飯”の様子で、流石にこの日も沢山の料理を食べた後だったのでご飯は少な目、具は大目にして貰った。で、”穴子ご飯”の方はちょっと濃い目で、”松茸ご飯”の方は松茸の風味を活かす為なのか少し薄目の味付けであったが、どちらもメチャウマい!しかも松茸は今年初めて食べたので少しだけお替りをしてしまった程・・・。ちなみに、ちょっと興奮し過ぎて写真を撮り忘れたが他に何時もの赤出汁も付いていた・・・。
で、当然の如く最後はデザートと食後のコーヒーも付いていた。ちなみにこの日のデザートは”スイカのシャーベット”だった様な記憶があるのだが、ちょっと酔っ払っていたのでもしかすると『別邸 石窯ステーキ 志方亭』で食べたサラダの中に入っていたスイカと勘違いをしているかも知れない・・・。