代理人記録
『ラーメン来来亭/サザンプラザ加古川店』の話題?が出た序に、ここいらで比較的?最新ネタを一発。中島みゆきコンサート広島公演道中記を延々と綴った影響と、ちょっと今月忙しかった?事もあり、日頃のグルメネタ?は3週遅れ気味で紹介しているのだが、今回は最新・・・、と言っても既に一週間以上経った話ではあるが『サザンプラザ加古川』に新しく誕生したラーメン屋さんのお話。
11月の下旬の頃、叔母達を連れて『ラ・ムー/サザンプラザ加古川店』に行ったら、以前”もつ鍋らーめんの豚まる/加古川店”があったお店の看板や外壁の絵が改装され、新しいラーメン屋『加古川大盛軒』と言う看板に挿げ替えられていた。この時は、未だお店はオープンして無くて、お店入口に貼られていた案内の紙を読むと12月6日オープン予定との事。12月6日から2週間は、中島みゆきコンサートがあったり、神戸ポートアイランドへ行ったりするので、如何に近場にあるとは言え、ラーメン屋のオープン如きには行ってられへんでえ・・・、って事で、今回は珍しく?オープン期間中にお店訪問出来ず。お店がオープンしてから10日以上経ってから、漸く忙しさもひと段落した事と、割引券が付いた新聞の折り込みチラシを貰ったので、早々に『加古川大盛軒』をチェックしに行って来た。
こちらが割引券付の『加古川大盛軒』の折り込みチラシ。そのチラシの中に『大勝軒』暖簾と店主の顔写真が写っている・・・。『大勝軒』と言えばラーメン好きで知らない人は居ない超有名店で、個人的にはつけ麺と言えば”もんどのつけ麺播磨”が基準になっているが、元祖つけ麺(大勝軒ではもりそばと呼ぶ)の発祥のお店としても有名なのだ。私は大阪天満にあった(今もあるのかな?)『大勝軒/大阪店』に行った事もあるし、また何度も書いて居る様に、何時ぞやの”そうめん流し大会”の日に、お取り寄せしたのも”大勝軒のつけ麺”なのだった。後から思うと、あの麺をそうめん流しに使ってしまったのは勿体無いかったし、つけ汁もちゃんと味わいながら食べたかった気がする・・・(ちょこっとだけ、つけ麺スタイルで食べた事は食べたのだけど・・・)。
で、こちらがサザンプラザ加古川内に新しくオープンした『加古川大盛軒(TAI-SEI-KEN)』で、上で書いた様に以前『らーめん処豚まる加古川店』があった跡地で、その前は『麺屋五条弁慶』、も一つ前は『びっくりラーメン』、更にその前は言えば確か『二刀流らーめん武蔵』だった場所だ・・・。その間も何か違う名前のラーメン屋になっていたかも知れない。兎に角、サザンプラザ加古川誕生以来、一番お店が入れ替わっている、鬼門の場所でもある。それにしても『らーめん処豚まる』は『加古川店』も『播磨町店』も撤退するのは早かったなあ・・・。播州地方で受ける味かどうか、お店を開く前に私に相談してくれたら、無駄にお店オープンさせたり閉めたりしなくてもエエのにね・・・。
で、この日はお店が誕生してから既に10日ちょっと経った日だったのだが、新聞の折り込みチラシの効果からか、午前11時半にもなって無い時間帯にも関わらず、私が駐車場に車を停めている合間も、続々と客が店内に吸い込まれて行っている。みんな新しいお店、好きなのねえ・・・。って事で、私もその後に続いて入店・・・。
このお店は先に紹介した通り、”濃厚豚骨魚介つけ麺”と”濃厚豚骨魚介ラーメン”が二代看板のお店?って事もあってか、テーブルの上には自分で好きなだけ、後から追加出来る”魚粉”が入った容器が用意されていた。最近”魚介系スープ”にはまっている、私には嬉しいサービスだ。そう言えば、ちょっと前に大阪で食べた”にぼしらーめん専門店”にも、自分で追加出来る”魚粉”の入れ物があったっけ・・・。同じ様に”にぼしらーめん”を看板にしているこの春頃に姫路に誕生した『麺や六三六』にはこの様な”魚粉”は置かれて無かった。個人的には”にぼしらーめん”を謳うラーメン屋にはこの様な”魚粉”を別途用意して欲しいと思う・・・。
てな事で、以前の『豚まる』や『びっくりラーメン』の頃とあまり変わらない店内の一番奥のカウンター席に座り、メニューを広げると、お店の看板メニューである”豚骨魚介ラーメン”の他にも”あっさり中華そば”とか”激旨肉そば”等、色んなラーメンメニューが並んでいる。
だが、私の最大の関心時は”つけ麺(もりそば)の元祖・大勝軒”の流れを汲む”濃厚豚骨魚介つけ麺”!!!って事で、迷う事無く、こちらの”濃厚豚骨魚介つけ麺”を注文!!!この時は気が着かなかったのだが、帰り際にレジの上を見ると、昼メニューと夜メニューに分かれていて、私の大好きな”極太麺”は麺を湯掻くのに時間が掛かる為か、夜だけメニューになっていた。どうりで麺の種類が選べなかった訳だ・・・。その他、”淡麗鴨つけ麺”なるあっさり系?の”つけ麺”もメニューにあったが、やっぱ”つけ麺は豚骨魚介系”で無いとねえ・・・、って事で、そちらの”淡麗鴨つけ麺”を食べるのは、このお店のラーメンに飽きて来た頃の事かな?
ちなみにメニューの裏には上で私が書いた事と同じく、つけ麺の元祖と言われている『大勝軒』の紹介文が乗っている。最期の行に書いてある”三度召し上がっていただくと本当の美味しさが分かっていただけると思います・・・”の文言は・・・、私が育てた大阪の超人気ラーメン店『神座』が誕生した頃に、同じ様に店内のあちこちに書いていた事を思い出す・・・。ま、既に、ここ数年の間、あちこちのお店で”つけ麺”を食べて来た私には、一度食べたら十分お店の味は伝わる?と思っているのだが・・・。
更に『大勝軒』の紹介文の下には”つけ麺のおいしい食べ方”とやらも書いてあって、これを読むとこのお店では、最期に私の大好きな”スープ割り”が出来るらしい。”もんどのつけ麺播磨”では、店内が大賑わいしている事もあってか”スープ割り”が出来ないのだが、やっぱり”つけ麺にはスープ割り”が必要だよねえ・・・。てか、偶に”つけ麺”を食べに来て”スープ割り”を食べずにお店を出て行く客を見掛けるが、あれってコンサート観に来てアンコール観ずに帰る客みたいで、ちょっと勿体無い気がする。もしかすると”つけ汁”が口に合わなかったので”スープ割り”するまでも無く、お店を後にして行くのかも知れないが・・・。
てな事で、極太麺では無いって事もあってか、比較的短時間に運ばれて来たのが、こちらの”濃厚豚骨魚介つけ麺”で、通常価格780円のところ、今回はオープンチラシの割引券持参で500円也。”500円でつけ麺”と言えば・・・、今年の夏頃に食べた”西二見のこがね家の濃厚極太つけ麺”を思い出す・・・。果たして”500円つけ麺対決”はどちらに軍配が上がるか?非常に楽しみである。
そしてこちらが今回食べた”濃厚豚骨魚介つけ麺”の要とも言える麺。上で書いた様に、最初は極太麺が来るのかと思っていたのだが、ご覧の通りの中太麺でその上には海苔と厚切りチャーシューがトッピングされているだけの、至ってシンプルな感じ。麺の量は180g程度なのかな?。
で、麺をアップで見るとこんな感じ。全粒粉の麺と言う事で、粒っぽい感じの点々?みたいなのが麺のところどころに見える。何と無く和蕎麦っぽい雰囲気もある麺だ。あまり麺に拘りの無い私なので、ああこんな麺なんだ・・・、と言う程度の印象。やっぱもっと麺自体に主張のある極太麺が食べてみたい気がする・・・。
そして私が注目するもう一点は”濃厚豚骨魚介つけ麺のつけ汁”。メニューに書いてあった”たっぷり野菜を溶かしこんだ、濃厚豚骨魚介スープのつけ汁”は、まったりとした感じで、中々美味しい。ノーマルでも十分に魚介風味を感じる事が出来る。これでも魚介風味が満足出来ない?って方は、テーブルの上に用意された”魚粉”を自分で好きな様に追加して食べよ!って事なんでしょうねえ。何れにしても”もんどのつけ麺播磨”のつけ汁ほど、酸味は強くも無いし、辛さも控え目で、ある意味このお店の”つけ汁”の方が美味しいかも?と思う事も何度かあった。そう言う意味からも、また近い内に再訪して極太麺で食べてみたいと思うのであった。
ちなみに”つけ汁”の中には半熟味玉?もしっかりと入っていて、具的には”もんどのつけ麺”と似た様な物かな?具的に言うと、”もんどのつけ麺”の様につけ汁の中にゴロゴロと入った角切りチャーシューの方が美味しい様な気がするけど、この辺りは完全に好みの問題なんでしょうね。
そして麺を完食した後は、つけ麺の定番の”スープ割り”にしてもらった。単につけ汁の器の中にスープを加えただけでは無く、良くスープに入っている様なクルトンが追加され、さらにスープの底には玉ねぎを刻んだ物の様な具が入っていて、こちらも中々美味しい”スープ割り”だった(玉ねぎを刻んだ様な具は、もしかすると最初から入っていたのかも)。
てな事で『もつ鍋らーめんの豚まる』跡地に新しくオープンした大勝軒の流れを汲む、濃厚豚骨魚介風味のスープのラーメン屋さんに行ってみたのだが、私の大好きな”魚介風味のつけ汁”って事もあり中々美味しかった。500円の割引券が未だ手元に残っているし、夜限定のメニューもある様なので、もしかすると、数週間の間、毎週一回は行く事になるかも知れない・・・。