代理人記録
靖国神社とその中にある資料館『遊就館』を観て廻っていたら結構時間が経ってしまった。(映画「みたまを継ぐもの」とか言う反戦映画を観てたせいもあるのだが・・・)。気が付くと時間は既に午後2時を廻っている。有楽町の「叙々苑」で牛丼ランチ?でも食べようと思っていたのだが、時間が中途半端になってしまうし・・・。ふと見ると『遊就館』の中に喫茶コーナーがあったので、ちょっと覗いてみる事に・・・。
こちらが『遊就館』の中にある喫茶コーナー「茶寮 結」。巷の観光施設にありがちな安っぽい喫茶室みたいな処なんだけど・・・。お店の前のメニューが書かれた黒板を見てちょっと興味津々に・・・。
何やらこのお店限定の海軍カレーってのがあるらしい・・・。海軍カレーと言えば、舞鶴と呉が海軍カレーの発祥の地として争っているがこのお店の海軍カレーは特に何処が発祥とは書かれていない。黒板に書かれた説明に寄ると「明治当時の味を再現した・・・」とある。この手の海軍カレーはレトルトカレーで何度か食べた事があるのだが、レトルトでは無い本物を食べるのは初めてだ。てな事で、折角なので、海軍カレーを食べてみる事にしたのだが、店内のメニュー看板を見ると「海軍カレー(昔懐の味)」と「横濱カレー(現代の味)」と二種類ある。って事は、基本的にはこのお店の海軍カレーは横浜発祥の海軍カレーって事になるのかな?
で、当然、注文するのは「海軍カレー(昔懐の味)」の方だ!
こちらが今回食べた「海軍カレー」、680円也。
海軍カレーには説明を書いた紙が付いて来る。それに寄ると
当店の海軍カレーは、明治四十一年九月に発刊された海軍割烹術参考書のレセピーに基づいて、その時代の味を忠実の再現致しております。 思い出の味を、または心の歴史の旅をどうぞお楽しみ下さいませ。
との事。
海軍カレーのルーはこんな感じ。ジャガイモと人参が細切れ・・・、この大きさを見ると何と無くレトルトカレーじゃ無いのか?と思ってしまう。(あるいはレトルトに詰める元のカレールーを業者から仕入れているのか?)。肉はちょっと歯応えのあるすじ肉。カレーのルーは、確かに懐かしい小学校の給食にあったカレーシチューの味に近いような素朴な味だ。美味しいとかそう言った事を語る必要の無い別次元のカレーの味って感じかな?
ちなみにカレーのルーを見て、レトルトのまんまじゃ無いの?と思ったのは『遊就館』の売店に御土産用のレトルト版「海軍カレー」が売られていたから。今回は荷物になるので買わなかったのだが、もしかしたらこのレトルトカレーを温めて出してるだけかも・・・、と疑ってしまいそうなカレールーだった。
てな事で、この三日間で一番質素なランチではあったが、靖国神社でしか食べれ無い?貴重なカレーを食べれた?って事で一応満足かな?御土産コーナーには自衛隊グッズが沢山売られていたので、どうせなら、今実際に自衛隊の艦内で出している本物のカレーも食べてみたいと思うのだった。
何はともあれ、靖国神社にも御参り出来たし、海軍カレーも食べたし・・・、思い残す事も無い・・・、って事でこの後、羽田空港へ向かう事になるのであった・・・。