義史のB型ワールド

2011年9月11日

久々に試写会が当たった!って事で一足先に『世界侵略:ロサンゼルス決戦』観て来た!昔の戦争映画みたい・・・。

Filed under: 映画 — 代理人 @ 9:41 午後
 
代理人記録
 
私が楽しみにしていた、今年の4月1日公開予定だったSF映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は東北大震災に配慮すると言う形で公開が9月17日に延期された。折角楽しみにしてたのになあ・・・、と思っていたら、映画公開が近づいて来た先月、試写会の募集があったので、応募したら久々に当選した。古くはワーナーマイカルシネマズ明石が誕生した時は、その記念すべき初日の試写会で『陰謀のセオリー』が当ったのだが、ワーナーマイカル加古川が誕生した時は、応募者が多かった為か、新作の試写会は外れ、変わりに何度も見た『アルマゲドン』の試写会が当たった。既に何度も見た映画だったしDVDも持っていたので、どうしようかな?と思ったのだが、ワーナーマイカル加古川と言う映画館がどんな物かな?と言う思いもあって、取り敢えず観に行ったものだ。
 
その後は、何度も試写会に応募しても全然当たらず、一度だけ、これも新作では無く何度も見た『007/カジノロワイヤル』が当たった程度だった・・・。てな事で新作映画の試写会に当たったのは、先に書いた様にワーナーマイカル明石が誕生した1997年の10月以来、実に14年ぶりの事だ!
 
世界侵略:ロサンゼルス決戦試写会
で、こちらが今回映画の試写会で当たった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の当選通知のハガキと試写会の応募用紙。この映画のタイトルだけではどんな映画なのか、一般の人には想像が着きにくいかも知れないが、この映画は私の大好きな宇宙人侵略物の映画なのだ。そう、古くはSF映画の古典的作品である『宇宙戦争』、そしてそのリメイク?と言うのかアレンジ作とも言える『インディペンデンス・デイ』系の、宇宙人侵略の勧善懲悪的な映画なのだ。が、宇宙人が侵略して来ると言う、壮大なスケールな内容なのに、タイトルが『ロサンゼルス決戦』!と、特定の地域だけを限定しているから想像が着く様に?割と低予算?な映画なのだ。
 

世界侵略:ロサンゼルス決戦

で、このSF映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のストーリーはと言えば、ある日突然、隕石群が地球上の各国主要都市の海岸近くに落ちて来て、その中からエイリアンの軍団が攻めて来ると言うお話。此処まで聞けば、さぞかし迫力のある映像が展開されるのか?と期待させるのだが、そこは先に書いた様に、比較的低予算映画?って事で、ここらあたりは映画の中のTVニュースの映像で映るだけ・・・。日本も攻撃されてる・・・、と言いつつ、何か日本なのか中国なのか、良く判らん映像が一瞬、TVの中に映し出されるだけで、まさにイメージを膨らませるしか無い感じ。
 
じゃあどんな内容でストーリーが進むのかと言うと、既に宇宙人、エイリアン軍団に侵攻、占領されたロサンゼルスの市内にある警察署に民間人が取り残されているので、その民間人を救出に向かう?と言う使命を帯びた海兵隊の一小隊のお話・・・。って事で、地球た占領されていると言う、世界規模の破滅シーンは全然無くて、此処からはロサンゼルスの一角で起こる、海兵隊一小隊のドキュメント風の映像のみで、構成されている。要はこの海兵隊に密着取材中のカメラが撮った様な映像が中心で、基本的に彼らの要る場所以外の映像が出て来る事は無い(唯一は上空から彼らを追うシーンぐらいか?)。
 
世界侵略:ロサンゼルス決戦
で、映画の最初の方では宇宙人・・・、と言うのかエイリアンの姿はほとんど見せないまま戦闘シーンが始まるので、何かそこだけ見ていると、昔の第二次世界大戦でドイツ軍と戦っているTVドラマの”コンバット”?あるいは、最近の映画で言うとソマリア戦線を描いた”ブラックホーク・ダウン”に似た様な印象。上でも書いた様に、何と無く手持ちカメラで撮っただけの映像なので、全然、宇宙人と戦っている気がしない・・・。てか、地球侵略な映画なのに、警察署に残っている民間人を救出に行くだけのストーリー?って何じゃそりゃ?って感じがしないでも無い。
 
世界侵略:ロサンゼルス決戦
で、時々はこの様な迫力あるシーンも有るものの、基本的には対エイリアンの地上戦のみ。ただし、映画中盤からは、エイリアンの姿も登場して来て、SF映画好きな私から見ると、そこそこ面白い。まあ、宇宙からやって来た癖に何で海岸から侵攻して来るのか?と言う素朴な疑問には、映画の中で、きっとこのエイリアン達は水を求めて侵略して来たのだろう?と言うアバウトな説明で、何かちょっと無理がある気がしないでも無かったが・・・。おっと、何故、この映画が東北大震災の影響で公開を延期せねばならなかったのか?と言う、最大の見所?はと言うと、映画の冒頭シーンに、海岸に落ちて来る宇宙人が乗っているであろう、隕石群に寄って起きる津波に寄って、海岸に居た人々が波に飲まれるシーンがあった?から?みたいな感じ。でもそのシーンって、わざわざそう思って見ないと気が着かない様な映像だったし、こんな程度で果たして映画の公開を延期する程の事だったのかなあ・・・。
 
ちなみに、エイリアン達が乗っているであろう隕石が海に落ち、そこから海岸へ上陸して来る辺りの映像はまさに第二次世界大戦のノルマンディ上陸作戦そのまんま。仮に警察署に取り残されている民間人の名が”ライアン”だったら、”SFプライベート・ライアン”?な映画だったかも・・・。
 
世界侵略:ロサンゼルス決戦
が、そんなローカルな”ロサンゼルス”の一地区の地上戦で終始していたストーリーなのだが、ラストの方で主人公は敵のエイリアンの弱点に気が着く・・・。って事で、最後は、生き残った7人だけで、エイリアンとの最終決戦を挑む事になるのだが・・・。ま、ここから先はネタバレになりかねないので、取り敢えず書くのは止めて置こう・・・。
 
で、この映画のもう一つの面白い噂話が、この映画のCGを担当した製作会社か何かが、この夏の初めに公開された宇宙人侵略SF映画『スカイライン-征服-』と同じ会社で、その会社のスタッフが、この『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のアイデアをパクッた?とか何とか言う話。要は『スカイライン-征服-』の紹介記事でも書いたが、あの映画では宇宙人に侵略されたままで映画が終わってしまうのだが、その後に、この『ロサンゼルス決戦』の様な出来事があれば、最終的に地球は救われる?と言う事になるのだ・・・。すなわち『スカイライン-征服-』はこの映画の前篇?と言うのか、壮大な予告編でその解決篇が今作?と言う事になると言う話。あれ?訴えているのは、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の公開元であるSONYピクチャーの方か・・・。何か判らん話になって来た・・・。
 
世界侵略:ロサンゼルス決戦
最後にもう一つ、今回の映画にはあまりメジャーな俳優が出て居ないのだが、唯一目立っていたのが海兵隊の紅一点の兵士のねえちゃん。あの『アバター』にも出ていて、主人公の味方に付きながら最後は戦士してしまう、これまた傭兵の役を演じていたのだが、このおねえちゃんは、あの超人気海外ドラマ『LOST』にも出ていた、おねえちゃんで『LOST』ファンからはその役名のまま通称”アナルシア”と呼ばれていたのだった。ドラマ『LOST』の中では主要人物でも無く、途中で殺され、あまり登場しないのだが、その短い出演シーンな割に存在感が大きく、かつ印象的で『LOST』の最終シーズンでも再び”アナルシア”が登場したぐらいの存在感のある女優さんなのであった。
 
てな事で、今年の初めからずっと心待ちにしていたSF映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を、試写会で一足先に観て来たのだが、突っ込みどころ満載な?まさにB級SF映画だったが、映画中盤からはそれなりに迫力もあって中々楽しかったかな?流石に『インディペンデンス・デイ』の様な超大作な作品と比べると、見る影も無くなるが、宇宙人侵略映画大好きな私に取ってはそれなりに面白かったと思うのだけど、多分、一般受けはし辛いかも知れない・・・

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