義史のB型ワールド

2008年5月19日

元びっくりラーメンの五条弁慶で塩中華そば。塩があかん!

Filed under: ラーメン — 代理人 @ 11:40 午後
 
代理人記録
 
特にこのラーメン屋さんが気に入ってる訳では無いのだが、ラ・ムーに良く行くし、この一角に安い散髪屋さんがあるので、散髪に行った序でにまたまた「麺屋五条弁慶」に行って来た。
 
ちょうど昼飯タイムって事で、行列こそ無いが、店内は満席に近い。オープン人気って事と、近くの川重やらその周辺で働く人々も結構な割合で来ていたような・・・。
 
こちらが今回食べたメニュー。前回の訪問時に気になっていた「牛肉そぼろごはん」が一番のお目当て商品である。
 
今回、私が食べたのは「中華そば(塩)」、480円也。びっくりラーメン時の塩ラーメンはイマイチだったのだが、この店ではまだ食べて無かったし、醤油だとこの前、紹介したばかりなので、ネタ的にも詰まらんかな?と思って敢えて「塩中華そば」にしたのだった。ちなみに、前回、麺は中太麺を選んだのだけど、塩ラーメンにはやっぱり細麺?ってことで、今回は細麺をチョイス。
 
牛肉そぼろごはん」、210円はこんな感じ。うっ!うっ!、牛肉そぼろがえらい少ないやんけ
 
     
で、お味。塩中華そばは、見た目通り、あっさり薄味。醤油中華そばに比べて魚介系風味もちょっと薄い。しかし、塩のコクが無い。最近流行りの塩ラーメン専門店だと、塩のコクと甘味が味わえるのだが、そう言った上等の塩の味とは無縁な、平凡な塩スープ。これで480円は高いよなあと思うけど、味玉が標準で入っているので、価格差は味玉分?って思うと然程、割高感は無いかも。
 
牛肉そぼろごはん」は牛肉?って言う印象は然程無く、肉味噌ご飯みないな感じ。味も平凡。ご飯の量は私には適量だったかな。合計で690円になってしまったので、以前の「びっくりラーメン」時のようなお得感、お値打ち感は全く無い。って言うかランチタイムならやっぱり「八角」の方が味と内容共に、コストパフォーマンスは遥かに上でしょ。
 
ちなみに、何故か前回貰えなかった、50円割引券(地元周辺の家には新聞に折り込みチラシが入っていたのかも)を、今回は無事、貰えたので、また今月中に行く事があるかも。今度は「キムチチャーシューご飯」を食べて・・・、それがこのお店に行く最後になる・・・?。

リメイク版「隠し砦の三悪人」を観て来た。黒澤版とは別もんでんな。

Filed under: 趣味 — 代理人 @ 10:02 午後

 
代理人記録
 
没後10年を記念?してNHK-BSで全作品一挙放送中の巨匠・黒澤明監督であるが、私は黒澤明監督の映画が大好きである。(ただし、晩年の映画には???なのだが。)日本映画の最高峰である「七人の侍」を筆頭に、昨年リメイクされた「椿三十郎」、その前作であり、未だにアメリカ映画のワンシーンに良く出て来る「用心棒」、そして昨年、TVドラマ化された「天国と地獄」や「生きる」、あるいは「野良犬」等の、現代劇も大好きだ。そして、今回リメイクされた「隠し砦の三悪人」は、私の中では「七人の侍」に継ぐほどの大好きな映画なのである。
 
面白い映画のジャンルとして逃亡劇がある。私を映画の世界に引き込ませた超名作である「大脱走」を筆頭に、これまた私の好きなヒッチコック監督の「引き裂かれたカーテン」、そしてタイトルもそのままの「逃亡者」(我々世代にはハリソン・フォード主演の映画版でお馴染みだが)等、逃げる!をテーマにした映画は数多く、そして名作も多い。
 
そして、今回リメイクされた「隠し砦の三悪人」は黒澤版「大脱走」と言っても過言では無い、逃亡(脱出)をテーマにした娯楽時代劇なのだ。戦国時代、隣の国に攻め滅ぼされたとある国の侍が、お姫様と、お宝を守りながら味方となる、これまた別隣の国へ逃げる話なのだが、例に寄って逃亡劇定番のハラハラどきどきの展開が待っている。
 
世界的には主役の三船敏郎よりも、スター・ウォーズのC-3PO&R2-D2のモデルとなった千秋実と藤原釜足の凸凹コンビの方が話題となる事が多いが、映画の中身は骨太の脱走(脱出)劇なのだ。
 
てなことで、おのずと今回のリメイク作である「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」を観る目は厳しい・・・。
 
 
 
で、映画を観た感想。織田裕二主演でリメイクされた「椿三十郎」、それに昨年TVドラマ化された「天国と地獄」や「生きる」はオリジナル作品の脚本を忠実にリメイクやTVドラマ化された作品であったが、今回の「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」は、大筋こそ、オリジナルの設定を元にしているが、登場人物の設定や絡み方、あるいは主役その物が違う、全く別物の映画と言う感じだった。
 
オリジナルでは三船敏郎が主役であったが、今回の作品は長澤まさみをメインとし三船役を演じる阿部寛や、オリジナルとは全然違う役どころの松本潤の三竦みの主役と言うような内容。髭を生やした松本潤は、見方に寄っては、デビューしたての頃の真田広之そっくりに見え、おまけにクライマックスでお姫様役の長澤まさみを連れて逃げ回るシーン等は、まさに薬師丸ひろ子&真田広之の「里見八犬伝」のクライマックスそのマンマ?のように見えてしまったでは無いか。嫌あ、あの頃の薬師丸ひろ子は可愛かったよなあ・・・。
 
とまあ、設定を代える事自体には、異論は無いのだが、無理やり松潤とまさみのラブストーリー?に持って行こうとするあまり、話の展開にリアリティが無く、今時のご都合主義に事が運んで行く強引なストーリー。オリジナルの、練りに練った、ホンマにこんな事があったんでは無いか?と思えるような設定やリアルなストーリーを兼ね備えた脚本とは、全く異なる安易なドラマと言える。
 
確かに、今時のVFXやCGを多様した迫力のあるシーンが何度も登場するのだが、それとて、他の映画で観た事あるようなシーンのオンパレードだし。(今回の監督はリメイク版「日本沈没」を撮った人らしい?。その為か、日本沈没の破壊シーンと良く似たシーンばっかりだったように思ってしまったのだが・・・。)

てな感じで例に寄ってリメイク作品ってのは、到底、オリジナル作品の足元にも及ばないし、まして黒澤映画を超えようなんてはなから無理な話。唯一の見所は、男っぽく変装(メーキャップ)した長澤まさみが思いの他、可愛かった事ぐらいかな。終盤でお姫様姿に戻り、何時もの長澤まさみの顔になるのだが、それより、男の子風のメーキャップの方が可愛かったような。ご自慢の○○を拝めるようなシーンは一切無かったけど・・・。 

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