義史のB型ワールド

2008年5月6日

映画「紀元前1万年」を観て来た。ストーリーは兎も角、映像は凄い!でも一番は!

Filed under: 趣味 — 代理人 @ 10:13 午後
 
代理人記録
 
今月の映画の日に「紀元前1万年」を観て来た。SF大作「インディペンデンス・デイ」やUS版「ゴジラ」で有名なローランド・エメリッヒ監督の作品だ。この監督の大きな特徴と言えば・・・、映像は凄いのだが、ストーリーが何と無くイマイチ・・・、ってとこか。それは監督初のヒット作「スターゲイト」を初め、US版「ゴジラ」、そしてちょっと前の「デイ・アフター・トモロー」等、どの作品を観ても特撮&CG満載の豪華な映像なのだが、どれもストーリー展開がイマイチで、今ひとつ盛り上がらなかった映画ばかりだ。
 
TVのCMでもお馴染みだが、「紀元前1万年」のタイトル通り、巨大なマンモスが出て来たり、牙の生えた虎が出て来たりするし、何よりも風景や巨大ピラミッドなど、見応え十分な映像が出て来るのだが、例に寄ってストーリーは荒唐無稽過ぎて、盛り上がりもイマイチ。って言うか、ストーリー的には全然「紀元前1万年」では無いような気がする・・・。何か時代考証は全く無視して、マンモス出したいから単に「紀元前1万年」としただけのような・・・
 
そんな中で、個人的なお楽しみは何と言っても、ローランド・エメリッヒ監督の映像。上にも書いたように毎度の事ながら、この監督は映像だけは凝っている。あのUS版「ゴジラ」でもタイトルが「ゴジラ」で無く「大恐竜」みたいな他のタイトルだったら結構観れる映画だったと思うし・・・・。
 
で、今回登場するのは「紀元前1万年」のピラミッド。この時代にピラミッドがあったのかどうかは不明だが、このピラミッドの映像を観て、真っ先に頭に浮かんだのが、ローランド・エメリッヒ監督の初ヒット作とも言える「スターゲイト」に出て来る別の世界のピラミッド・・・
 
こちらが映画「スターゲイト」に出て来るピラミッドの映像。まあピラミッドなんてどれも一緒?って言われてしまえばそれまで何だけど、何か「スターゲイト」を意識しているような気がしてならない。それに加え主人公が共に戦う事になった様々な種族の前で、演説するシーンって、まるで「インディペンデンス・デイ」の中で、巨大UFOを攻撃する前に大統領が演説するシーンそっくり!思わず、最後に「Today, we celebrate our Independence Day!」何て叫ぶんじゃ無いかと思ってしまったのだった・・・。
 
それに加え、敵の神と呼ばれる親玉の姿がちょっと人間じみて無いので、もしや「スターゲイト」のように宇宙人が出て来て?何て想像してしまうような展開もあった。(実際は宇宙人なんか出て来ないのだが・・・。)
 
ちなみに最後に巫女さんが死ぬと同時にヒロインが生き返るシーンがあるのだが、これって宇宙戦艦ヤマトで、沖田艦長が死ぬと同時に森雪が生き返るシーンに似ている・・・。もしかして、ローランド・エメリッヒ監督は宇宙戦艦ヤマトを観ていた?
 
そんなわけでストーリーよりも映像を楽しむような内容の映画ではあったが、その中で、一際可愛かったのが、ヒロイン役のカミーラ・ベル笑顔の可愛い正統派美少女(と言っても、もう21歳らしいが)と言う形容詞がぴったしのような女優さんだ。
 
     
プロフィールを観ると、幼い頃から色んな映画に出ていたようだ。有名なところでは「ロスト・ワールド/ジュラシック・パークⅡ」の冒頭で、小恐竜の集団に囲まれる小さな女の子がそうだったみたい。その他、セガールの映画にも娘役で出た事もあるようで、意外と以前からあちこちの映画で観ていたかも知れない。今後が楽しみな、女優さんだ。個人的にも一気にお気に入りのおねえちゃんになったかも
 
てなことで、毎回、色んな映像を見せてくれるローランド・エメリッヒ監督だが、次回作も地球の最期?を題材にした映画を撮るようで、これまた今から楽しみにしている。ストーリー的には完全にB級SF路線なんだけど、映像的にはお金かけてるからねえ。良い脚本家を見つけたら、きっともっとエエ作品になるような気がするのだが・・・。

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