代理人記録
そもそも私が大のラーメン好きになったのは、幼い頃に父に連れられて良く行っていた姫路山陽百貨店で開催されていた”北海道物産展”の会場で食べた事がきっかけだ。そんな事もあって、今現在でも毎年定期的に開催されている”北海道物産展”へ行ってラーメンを食べるのが楽しみの一つにもなっている。が、それとは別に姫路山陽百貨店では”日本列島絶品うまいもの大会”とか全国各地の物産展も開催されていて、偶に今まで食べた事の無いラーメン屋さんが登場するのでそれに釣られて食べに行っているのだが、少し前に開催された九州大物産展では定番の”長崎チャンポン”では無く、今まで食べた事の無い”佐賀ラーメン”のお店が出店していたので食べに行ってみた。
こちらが姫路山陽百貨店で開催されていた九州大物産展の会場の一角にあった”佐賀ラーメン”のお店『麺屋 痴陶人』の特設茶屋で、最近も同じく姫路山陽百貨店で開催されていた北海道大物産展に行って同じくラーメンの特設茶屋に行ったら常時満席な程に賑わっていたのだが、この時は佐賀県だしラーメン店も初めて聞く名前のお店と言う事もあってか閑散としていた・・・。
それはさて置き、こちらが『麺屋 痴陶人』の特設茶屋のメニューで、ご覧のようにサイドメニューやトッピング等は一切無く、潔く?”痴陶人ラーメンとんこつ”と”痴陶人辛々ラーメン”の二種類しか無い。で、個人的に辛い系の料理はそれ程好きと言う訳では無いので、今回はお店曰く”特徴はスープと高級器”と言う”痴陶人ラーメンとんこつ”を食べる事に決定!!!
で、間も無くして運ばれて来たのがこちらの”痴陶人ラーメンとんこつ”で、お値段は税込価格810円也。ご覧の通り器が結構大き目なので、パッと見た感じはミニサイズのラーメンのようだが、器の真ん中が深くなっていてしっかり1人前のサイズだ。そして肝心のお味はと言うと九州を代表する博多長浜ラーメンのような白濁したスープでは無く、どちらかと言うと豚骨醤油っぽい感じで、マー油が入っている事もあってかマイルドな中に奥深い味わいで中々ウマい!ちなみに商品説明に寄ると”スープは上質な豚骨の髄を最後の一滴まで抽出し、臭みを取り除いた濃厚でクリーミーな口当たりの良いスープに仕上げています”との事。これが”佐賀ラーメン”の標準なのかどうか定かでは無いが、インパクト的には以前にこの山陽百貨店で食べた”鹿児島 五郎家”の方が美味しかったかな・・・。
そしてこちらは”痴陶人ラーメンとんこつ”にトッピングされていたチャーシューで、ご覧の通りサイズ的にはそれ程大きくは無い物が1枚あるだけだが、昔長柄?のしっかりしたタイプのチャーシューで、こちらも普通にウマい!キクラゲのトッピングは無くても良いので、チャーシューをもう1枚ぐらい乗せて欲しかった・・・。
ちなみに”痴陶人ラーメンとんこつ”の麺はこんな感じで、雰囲気的には”博多ラーメン”とか”長浜ラーメン”に多い極細麺に近い太さだが、麺自体の食感とか風味は私が思っている九州系の麺とは違っていたような気がする・・・。
最後に・・・、”痴陶人ラーメンとんこつ”のラーメン鉢を横から見るとこんな感じで、これまたお店の説明に寄ると”お店自慢の伊万里焼の器で大英博物館に日本人初の個展をひらかれた澤田痴陶人氏の作品”で、何と”1つ5000円以上の高級器”らしい・・・。ただこの形を見ると、最近加古川にオープンした何かと話題の『麺屋 銀鉢 -GINBACHI-』の器を思い浮かべてしまうのだが・・・。