代理人記録
私が映画大好きっ子になったきっかけの1本とも言える、映画史に燦然と輝く超名作映画『大脱走』が、今夜BSの民放局で放送された。この『大脱走』は最近は地上波での放送は、ほとんど無くなったが、ここ数年の間だけでもWOWOWを筆頭にNHK BSとか、あるいはその他のBSの有料チャンネルで何度も放送されていたのだが、そのほとんどはオリジナル音声の字幕スーパー版だった。
が、しかし!私が未だ小学生の頃、何処の家庭にもビデオデッキ等が無い時代に、テレビで『大脱走』が初放送された時は、当然の如く、日本語吹替だった。そしてその頃は、マックイーンの声もブロンソンの声もジェームズ・コバーンの声も、それぞれ専門の声優さんがずっと同じ役者の吹替えをやっていた(マックイーンの吹替えは何人か変わっているが・・・)。そして、『大脱走』が再放送される時も、必ずと言って良いほど、この初回の吹替え版だったので、『大脱走』と言えばこの日本語吹替え版で無いと、何と無くであるが雰囲気が全然違ってしまうのだ(今で言うと、ドラえもんの声が違うとか、ルパンの声が違うみたいなもん)。
そして今夜、BSジャパンと言う民放局で放送された『大脱走』は、何と小学生の時に見た・・・、と言うのかテレビ初放送の時に見た吹替え音声版での放送だった!流石に民放局なので、途中に再三CMが入るのが、ちょっと残念だったけど基本的にはノーカット放送だったし(エンドクレジットの各登場人物の紹介シーンはカットされていた)、懐かしい声とセリフだったし何か久々に本物の『大脱走』を観た様な気がした・・・。