義史のB型ワールド

2009年9月17日

京都のラーメンと言えば新福菜館、奈良のラーメンと言えば天理スタミナラーメン、どちらもカップ麺だけど。

Filed under: カップ麺とインスタント麺 — 代理人 @ 7:36 午後
 
代理人記録
 
このブログでは、リアル店舗で食べた記事は載って無いが、カップ麺で度々登場している本拠地、京都では当然の如く、一時期”横浜ラーメン博物館”にも出店していた事もあり全国的に知名度を上げた京都にある老舗のラーメン屋”新福菜館”のカップ麺を食べたので、ご紹介。
 

こちらが今回購入した京都の老舗ラーメン屋の味を再現したと言う『新福菜館』カップ麺。以前紹介した事がある”新福菜館”は十勝新津製麺製』だったが、今回はセブンイレブングループと明星がタイアップしたカップ麺だ。
 

カップの蓋の部分に『新福菜館』の紹介文が載っている。ラーメンブームが起こる以前から、ラーメンファンには有名店で、私も20年近く前の京都に住み始めた時に、いの一番に食べに行ったのがこの『新福菜館』なのであった(ちなみにこのお店の隣には、これまた京都で有名な『第一旭京都本店』があり、こちらは私が京都で二番目に食べたラーメン屋だ。)
 
その後、7、8年前に大阪に初めて誕生したフードテーマパーク”泉ヶ丘ラーメン劇場”(既に閉館してしまった)の中にも出店されていた時期があって、私も大阪に行った時に、この”泉ヶ丘ラーメン劇場”で『新福菜館』のラーメンを食べのを最後に『新福菜館』のラーメンとはご無沙汰している。
 

新福菜館』カップ麺の中身はこんな感じ。十勝新津製麺製のレトルト具材とは違い、極々一般的なカップ麺と同じ、乾燥具材と液体スープ等が入っている。
 

完成した『新福菜館』カップ麺はこんな感じ。色の濃い醤油スープで、当時はそんな呼び名はされていなかったが、最近では京都ブラックと呼ばれる、一部でブームとなっているブラックラーメンの元祖的な存在でもある。この黒光りしたスープは、見た目的には醤油辛そうに見えるのだが、思いの他、あっさりしていてどちらかと言うと甘目のスープになっている。今でこそ、あまり珍しくも無くなったが、丼鉢にスープを満面になるぐらいに入れて溢れるスープを受ける皿に載せて運ばれて来るラーメン?を初めて見たのも、このお店だったような。
 
てな事で『新福菜館』カップ麺は、個人的な懐かしさもあって、カップ麺としては美味しい方だった。ただ印象的には『十勝新津製麺製の新福菜館カップ麺』の方が美味しかったような気がするが・・・。
 
 
 
続いて”ご当地カップラーメン繋がり”で、序に『奈良天理醤油ラーメン』のカップ麺もご紹介。
 

あの”寿がきや”が”全国麺めぐり”シリーズの一つとして販売しているのがこちらの『奈良天理醤油ラーメン』カップ麺。何で、名古屋が本拠地の”寿がきや”が、奈良天理のラーメンを売ってると?と言う素朴な疑問は置いとくとして、奈良でラーメンと言えば、兎にも角にも、天理ラーメンが超有名で、実際にはこのブログでも何度か書いているが”彩華(サイカ)ラーメン”が元祖的な存在で、当時”天理スタミナラーメン”と呼ばれていたのだが、その後、別の会社が”天理スタミナラーメン”を商標登録をしたため、今ではそのネーミングが使えない為、普通に天理ラーメンとかサイカラーメンと呼ばれている。ちなみに”彩華(サイカ)”の人気に便乗した”サイガ”ってのもあるので、実際にお店で食べる時は要注意。
 

新福菜館”のカップ麺と同じように、カップの蓋には”奈良天理醤油ラーメン”の由来が書かれている。店名こそ載っていないが、誰が読んでも頭に浮かぶのが”天理市櫟本(いちのもの)”にあった”彩華(サイカ)ラーメン”。私が某会社に入社したての頃、1ヵ月間缶詰になっていた研修所が”天理市櫟本”にあったので”彩華”ラーメンの屋台は有名だったのだが、夜しか営業して無かったし、場所的にタクシーで移動する途中にある為、結局、その後も何度も目の前を通りながら、一度も櫟本にあった屋台で”彩華ラーメン”を食べる事は出来なかった。その後、大阪や神戸に出来た支店で漸く食べる事が出来たのだが、何故か三宮には、お店が出来たと思ったら直ぐ閉店してしまうと事を繰り返している。どうやら神戸市民とは相性が悪いラーメンのような気がする。
 

”寿がきや”製のカップ麺、って事で、中身も至ってシンプル。まあ、お値段も安い部類のカップ麺だったかな?
 
完成した『奈良天理醤油ラーメン』のカップ麺はこんな感じ。上でも紹介したように”白菜やニラ”等の具が沢山入っている。”彩華”曰く”ラーメンに白菜を乗せるスタイルの発祥のお店”との事で、私が育てた?あの”神座(かむくら)”の原点がこの”彩華”だとも言える(神座の社長は、大阪で神座を開く前には奈良の香芝でラーメン屋をやっていたと言う話)。個人的には”彩華”は唐辛子系のぴり辛度が高くて、辛いラーメンと言う印象。それを大阪人に受けるように甘目を強くしたのが”神座(かむくら)”じゃ無いかな?と、私は思っている。
 
てな事でカップ麺だけど”奈良天理醤油ラーメン”ってのを食べたのだが、商標登録の問題さえ無ければ、天理スタミナラーメンと書きたかったのだろうなあ・・・。それにしても3年ぐらい前だったか”彩華”の支店が久々に神戸に出来たので、わざわざ食べに行ったら、開店時間を過ぎているのに営業していなく、残念な思いをしたのだが、そのお店は既に無くなってしまい、今”彩華ラーメン”を食べるには芦屋ぐらいまで行かないと食べる事が出来ない。まあ、似た様なラーメンは、この近辺にも無いでは無いが、何かちょっと違うのよね。”彩華”同様”神座”も暫くの間、食べていないので、また食べに行ってみたいな。

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