義史のB型ワールド

2011年2月26日

三国温泉で越前蟹のフルコースを御馳走になった。食べ尽くせないぐらいの蟹、蟹、蟹!!!やっぱ蟹は冬の王様ですねえ・・・。

Filed under: グルメ,旅行 — 代理人 @ 10:13 午後
 
代理人記録
 
お風呂から上がった後、部屋に戻り、またまた、うだうだと昔話で盛り上がっていると、時刻は午後6時を廻り、いよいよ越前蟹タイムになった。カニ料理って事で一応、部屋食なのだが料理自体は、同じ2Fの増築前の棟にある部屋に用意してある・・・、って事でそちらの部屋にと移動。
 
越前蟹フルコースを食べた部屋
案内された部屋に入ると畳をひいた和室の真ん中にテーブル席が置いてある。和室にテーブルと、今時のバリアフリー・タイプの最新のお店ならでは?と思いきや、我が友人の腰が悪いので、テーブルをお願いしたのだとか・・・。ま、我が叔母も、この様な和室にテーブルの方が泣いて喜ぶと思うけど・・・。
 
越前蟹フルコース
そしてこちらがテーブルの上に用意された、料理の品々・・・。10数年前ぐらい毎年、山陰側に蟹を食べに行ってた頃は、もうちょっと若かったので、蟹料理を食べる前に刺身や焼き魚を食べてもどうって事は無かったのだが、少食となった今の身では、蟹料理前にこれだけの料理を食べてしまうと、後で出て来る蟹料理が食べ尽くせるのか、ちょっと心配・・・。
 
何はともあれ、20数年ぶりの再会を祝して、まずはビールで乾杯!!!
 
越前蟹フルコース舟盛り
てな事で、折角用意された新鮮なお刺身の”舟盛り”からいただく事に・・・。何と言っても北陸方面の日本海と言えば甘海老?先に書いた様に、私が京都に住んでいた頃、月に2回ほど金沢に行っていたのだが、金沢に行くと現地の仕事仲間のおじさんが色々と御馳走してくれて、その時に食べた甘海老が忘れられず、今では私も結構、甘海老好きにもなっているのだった。
 
越前蟹フルコース越前蟹フルコース

そしてこちらは和食定番?の焼き魚とバイ貝?。エッと・・・、お魚系、貝類系があまり得意じゃ無い私なので、魚の種類と貝の種類は記憶にございません・・・。てか、この後、直ぐにメインの蟹が運ばれて来た事もあって、何か最後まで手を付けなかった様な気がするのだが、途中から焼酎を飲んだ事もあり、後半の様子はちょっとうる覚えになっております・・・。
 
越前蟹フルコースセイコ蟹
てな事で、まず最初に運ばれて来た蟹料理が、こちらの”セイコ蟹”で、山陰地方では”セコ蟹”と呼ばれている”ズワイガニの雌”の事。この”セイコ蟹”にも越前三国港漁港で獲れた事を示す黄色いタグが付いていた。ちなみにこの後、この黄色いタグをこの日の記念にと?集めて廻ったのだが、結局、最後に部屋を出る時に忘れて来てしまったのだった・・・。
 
越前蟹フルコース茹で蟹
そして”セイコ蟹”を殻を外して内子を食べようとした、まさにその時、蟹料理の王様である”茹で蟹”が登場!!!茹で立て熱々の越前蟹だ!!!爪の根本部分には、当然の如く?越前三国港漁港で水揚げされた事を証明する黄色いタグが付いている!!!それにしても馬鹿デカイ大きさだ!!!二年ほど前に、”城崎の日和山にあるホテル金波楼で食べた時の松葉蟹”と比べても、その大きさは歴然!!!まるで”たらば蟹”か?と思う様な大きさだ。
 
越前蟹フルコース
てな事で、上の写真だけでは”茹で蟹”の大きさが判り辛い?って事で、あらためてこの時のテーブルの上の様子を写真に収めたのが、こちら。右上の方にある解体中の”セイコ蟹”と比べても、”茹で越前蟹”のその大きさが判ると言う物。これが一人で一匹丸ごと食べるのだから”茹で蟹”だけでもかなりのボリュームだ。もうちょっと若かったら、上の写真全部食べても全然平気だったんだろうけどね・・・。
 
越前蟹フルコース蟹身
てな事で、早速”茹で蟹”を食す事に。蟹の足を一本ずつ胴体から外した後、用意されていたハサミで間接部分をちょこっと切って、後は足の先の方を持って強引に身を抜き出す・・・、と綺麗に身が取れる・・・、のは中々難しいのだけど、後は適当に、家で食べる時と同じく、ハサミで足の両側を切って割って食べたのだった。蟹を食べだすと、会話が止まる?って良く言われるが、この日ばかりはワイワイガヤガヤと、蟹を食べつつ、お酒も飲みつつの、楽しい宴が始まったのだった・・・。
 
越前蟹フルコース蟹みそ
で、こちらがお楽しみの一つである”蟹みそ”。”茹で蟹”の腹を解体?した後、写真を撮るのを忘れていたので、上の写真は既に箸を付けた後なので”蟹みそ”は少な目に見えるが、実際はもうちょっと多かった?かな?ちょっと前に、中島みゆきコンサート後、お洒落なお店で食べた”蟹みそ”も旨かったが、やっぱ地の新鮮な生に近い”蟹みそ”は一味も二味も違うのであった・・・。
 
越前蟹フルコース蟹刺し
そんなこんなで”茹で蟹”を満喫していると、次に運ばれて来たのが、こちらの”蟹刺し”。流石にこの量を一人で・・・、と言う訳は無く、これは3人分。それでも結構テンコ盛りだし、”蟹刺しの蟹”自体もかなりデカイ!!!左下に写っているビール瓶の栓と大きさを比べてもらうと、その大きさが判るでしょう・・・。”茹で蟹”とか”蟹すき”何かはスーパーで蟹を買って来て家で作る事も出来るが、流石に”蟹刺し”は、越前や山陰の日本海側まで行かないと食べれ無いでしょう!ま、お金さえあれば・・・、『かに道楽』とかで食べれ無くも無いのでしょうが・・・。
 
越前蟹フルコースセイコ蟹
そうこうしていると、旅館のご主人がやって来て私が食べ掛けてそのままになっていた”セイコ蟹”を食べ易い様に解してくれた。私は”セイコ蟹”・・・、と言うか山陰で言う”セコ蟹”の”外子”はあまり好きでは無いのだが”内子”は確かに甘くて美味しい。”蟹みそ”とはまた違った味があるのだった・・・。
 
越前蟹フルコースの蟹みそ越前蟹フルコースの蟹みそ

てな感じで”茹で蟹”や”蟹刺し”を余すことなく食べ続けていたら、今度は女将さんが何やら楽しげな物を運んで来た。お皿には蟹みそたっぷりの甲羅と、これまた越前三国漁港のタグの付いた蟹身がお皿の上に持ってある。最初は”蟹みその甲羅焼き”でもするのかと思ったのだが、一緒に運んで来たのが鍋なので、そうとは違うみたい・・・。聞くと、これから”蟹みそ”をお湯にくぐらせ、それを食べた後、その”蟹みそ”が溶け出したお湯?お出汁?で、”蟹しゃぶ”をするのだとか・・・。先の記事でも書いた様に10年ぐらい前は毎年の様に山陰地方の香住や夕日ヶ浦・木津温泉に蟹を食べに行った頃には、見た事が無い料理?と言うのか、食べ方だ。
 
越前蟹フルコースの蟹みそ
てな事で、こちらがその”蟹みそ”をお湯にさらっとくぐらせて固めた?”蟹みそ”で、ポン酢に漬けて食べるらしい。食感は何と無く、卵とじ?風な感じで、先ほど食べた”蟹みそ”とはまたちょっと違った味わい。ちょっとした珍味系の味わいはあったが、個人的には今まで通りの普通の”蟹みそ”の方が美味しかったかな?
 
越前蟹フルコース蟹しゃぶ越前蟹フルコース蟹しゃぶ

そしてこちらは先ほどの”蟹みそ”をお湯でくぐらせた後のお湯で作った”蟹しゃぶ”。”蟹みそ”の風味が移ったかどうかは微妙な感じではあったが、これまた普通に美味しい”蟹しゃぶ”だ。やっぱ、蟹はちょっと火を通した方が、甘みが増して美味しいかも・・・、って蟹に限らず、肉でもそうなんだけど・・・。
 
越前蟹フルコース蟹のみを解した様子

その後、再び旅館のご主人がやって来て、私が食べ残している、蟹の残骸をみて、まだまだ食べる処が残っているのに勿体無い・・・、って事で、食べ様に?更に解してくれたのが、こちらの様子・・・?って、どうみても、蟹の食べカスみたいでんな。ま、そこまでして残りの蟹身をあさら無くても、十二分にお腹の中は蟹で満たされていたのだけど・・・。
 
越前蟹フルコースの蟹すきの野菜越前蟹フルコースの蟹すきの野菜

そしていよいよ越前蟹フルコースも終盤?と言うのか、これがメイン?とも言える”蟹すき”の野菜が運ばれて来て、先ほど”蟹みそ”をくぐらせたお鍋の中には、沢山の蟹を入れて”蟹すき”の準備も万端!!!
 
越前蟹フルコースの蟹すき
こちらが完成した”蟹すき”。表面は野菜類しか見えないが、先に蟹を入れて煮込んでいたので、蟹は確かこの野菜の下の方にたっぷりと・・・。この後は、ひたすら”蟹すき”の蟹と野菜、それに途中から焼酎のお湯割りを飲んだりしたので、お腹もパンパン、気分もホロ酔い気分で上機嫌?な状態なのだった・・・。
 
ちなみにこの時点で午後8時前後で、次に”蟹雑炊”の写真を撮った時間は午後9時って事で、この間、約1時間、私にしては珍しく?写真を撮って無い。ま、昼間っからバシバシと写真を撮って居たので、バッテリーの容量が減って来てしまったので、最後に出て来るであろう雑炊の写真を撮る為に、敢えて写真を撮るのを控えていたって事もあるのだけど・・・。
 
越前蟹フルコースの蟹雑炊
そして、たらふく食べて来た越前蟹のフルコースもいよいよ最後の一品!と言うのか、蟹を食べた後には絶対に欠かせない”蟹雑炊”も出来上がって来た。”蟹すき鍋”を食べた後、一旦旅館の調理場に運んでプロの手で作ってもらった雑炊なので、見事な出来栄えだ!!!
 
越前蟹フルコースの蟹雑炊
こちらがお茶碗によそって貰ったのが、こちらの”蟹雑炊”。長年の外食生活で濃い味に毒されている私には若干、薄味に感じたが、蟹の風味満載の美味しい”蟹雑炊”だった。やっぱ蟹のコースの〆に”蟹雑炊”は欠かせないよねえ・・・。
 
てな事で、遥々と20数年ぶりに元同期入社の友人とその奥さんに会いに来たのだが、流石にこのひと時だけは、越前蟹うめえっーーー!!!って気持ちが一杯で、普通に蟹を食べに北陸福井へ来たかの様だった。”越前蟹”たらふく、御馳走様でした・・・。
 
そして午後10になり、我が友人がサッカーの決勝戦のTV中継が見たい!って、部屋の方に戻る事となった。でもサッカーって試合開始時間は夜中の0時だし、何と言っても、我が友人はお酒をたらふく飲むと、何処かの誰かさんと同じ様に直ぐに寝てしまう癖があり、案の定、部屋に戻ると直ぐ様横になり寝てしまったのだけど・・・。ちなみに彼は確かAB型だったかな・・・。
 
そんなこんなで、この後、私と奥さんは、これまた延々と昔ばなしとか近況を夜中まで語り合うのであった・・・。午後5時前に旅館に付いてから、午前3時前に床に就くまでの約10時間近くの間をこうして延々と過ごしたのであった。充実した時間?と言うのか、中身の濃い時間だった様かな・・・。こうして北陸福井越前蟹ツアーの初日の夜は・・・、とっくに更けていたのだが・・・。

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