義史のB型ワールド

2009年11月29日

姫路で福井名物ソースカツ丼を食べた!何か色んな味があるみたいだけど・・・。

Filed under: — 代理人 @ 10:04 午前
 
代理人記録
 
某大阪勤務時代の同期入社に福井出身の友人が居た。彼の生い立ちや結婚式話はまた別の機会にするとして、新入社員1年目の慰安旅行や、その数年後の友人宅訪問の旅の際に、彼に”福井名物ソースカツ丼”を食べに連れて行ってもらった。
 
ソースカツ丼は所謂、カツ丼の元祖と言われ名前の如く、御飯の上に豚カツを乗せ、その上からウスターソースを掛けただけのシンプルな丼である。雰囲気的には加古川名物かつめしに似ているが、豚カツだし丼スタイルって事もあり、同じジャンルで語られる事は少ない
 
で、このソースカツ丼は、一説では大正時代?に東京のヨーロッパ軒と言うお店で福井出身の店主が始めたのが最初で、その後、店主が福井に戻りソースカツ丼を広めたので、今は福井のヨーロッパ軒のソースカツ丼が福井でも唯一無二のお店ともなっている。がしかし、ヨーロッパ軒には何店も支店があり、一番近いところでは北海道フェリーの発着場でもある敦賀にもお店があり、私が最初に行ったのは敦賀店、その後、福井の友人の家に遊びに行った時はヨーロッパ軒総本店に行ったのだった。
 
ちなみに、ソースカツ丼は全然ルーツの異なる駒ヶ根でも名物となっており、駒ヶ根名物のソースカツ丼は御飯の上にキャベツを乗せ、その上から豚カツが乗っている。吉野家かつやで売っているソースカツ丼を初めとする、播州地方で食べれるソースカツ丼は一般的に、このキャベツが乗った駒ヶ根版のソースカツ丼の方が多い
 
そんな、播州地方ではちょっと珍しい、福井名物版のソースカツ丼が食べれるお店が姫路にあると言うので、偶々、大阪からやって来たT君と食事をしに姫路へ来た際に行ってみた。
 

こちらが今回、福井名物のカツ丼が食べれると聞いて行ってみた『きっちんリンカてい』。”きっちん”と言う愛称からもうちょっとお洒落な洋食屋さんっぽいお店かな?と思っていたのだが、どっから見ても昔ながらの街中の喫茶店。ちょっとした失望感が漂ってしまう・・・
 

お店入口には日替りランチの他、このような大きなメニューを書いた看板が置いてあり、トップにソースカツ丼のメニューが載っているこの時はソースカツ丼決め打ちでお店に来ていたので、じっくりとメニューを見て無かったのだが、こうして後から見ると、つけ麺やパスタ、それにコロッケやミンチカツのランチみたいな物まである。とは言っても、やっぱ何処か喫茶店っぽいメニューの感じは否めない。
 
で、入店してみると店内は完全に昔長柄の喫茶店。テーブル席は4人掛けテーブル2卓に2人用が1卓。後はカウンターがあって常連客風のおじさんが、お店のママさん相手にだらだらと雑談をしていた。
 

店内のメニューを見るとやはりこのお店の自慢はソースカツ丼で、カツの種類とソースの種類が何種類もの中から選べるようになっている。かつめしとの比較を考えるとデミソース味ってのにも興味があったのだが、ここは初訪問だし、福井名物のソースカツ丼を味わう!って事で、素直に”ポークカツどん/ソース味”で注文。メニューには福井名物とは書いて無かったが、ママさん?風の人は福井名物ソースカツ丼と口頭で語っていた。口頭だけでメニューには書けない理由でもあるのだろうか・・・。
 
ちなみにメニューの中に、最近、宮崎名物として話題になっている”にくまきおにぎり”何かもあったりして、若干の興味はそそられたものの、お店がどうみても喫茶店だからねえ・・・、って事で今回はパス。
 

間も無くして運ばれて来たのがこちらの”福井名物ソースカツ丼”、写真には入って無いが、ソースカツ丼とサラダとみそ汁とお漬物の4点セットで850円也。高いのか安いのか微妙なお値段のような・・・。
 

でこちらが”福井名物ソースカツ丼”。私が本場福井のヨーロッパ軒のソースカツ丼を最後に食べてから、もう20年以上経つので、ほとんど記憶から消えつつあるのだがヨーロッパ軒のソースカツ丼は普通に和風の丼に入っていたのだが、このお店はお洒落な洋風の皿っぽい感じの器に入っている。ソースは極々普通にウスターソースで特に美味しいとか特徴がある程でも無い。何か全体的にインパクトに欠けるのだが、まあ福井名物ソースカツ丼に近い事には間違い無いのかな?
 
   

こちらはソースカツ丼に付いていた”サラダ”と”みそ汁”で如何にも喫茶店のランチに付いてそうな味と内容だ。
 
食後には100円プラスでコーヒーが飲める!って事で、雰囲気も喫茶店だったのでコーヒーも飲んだ。普段、あまり好んでコーヒーを飲まない私には、極々普通のコーヒーだったかな?
 
てな事で、姫路で”福井名物のソースカツ丼”が食べれる!って事でちょっと期待して行ってみたのだが、内容的には玉子綴じしてないだけのカツ丼みたいな。やっぱ本物の”ヨーロッパ軒のソースカツ丼”とは雲泥の差があるような・・・。次に行った時はビーフカツ丼のデミソース味を食べて、加古川名物かつめしと比較をしてみたいような気がするのだが、それ以前に、このお店にまた行く事があるかどうか・・・、もう無いような気がする・・・。

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