義史のB型ワールド

2012年3月10日

遅ればせながら漸く、復活した加古川の老舗中華そば屋”翁介”に行って来た。相変わらず流行っている様で・・・。

Filed under: ラーメン — 代理人 @ 9:40 午後
 
代理人記録
 
ちょうど一年前の今頃、ふと加古川駅前にある老舗の中華そばのお店『翁介』に行ってみたら、お店が閉まっていた。その時は偶々定休日だったのかな?と思い、何も考えずに引き返したのだが、夏頃にお店に行ってみると、またまた閉まっていて、その時はお店のドアに張り紙がしてあって、そこには”しばらくお休みします 店主”とだけ書かれていた。その後、風の便りで店主が病気で休業している・・・、と言う事を耳にしたので、もしかするとこのまま閉店してしまうのかも?と思っていたら、昨年の12月に無事に復活する!と聞いたので、復活したら食べに行こう!と思いつつ、何やかんやで年が明けてしまったのだが、つい先日、久々に加古川駅前に行く事があったので、食べに寄ってみた。
 
中華そば翁介
てな事で、こちらが昨年の12月初旬頃に無事復活した、加古川の超老舗中華そばのお店『翁介』で、復活とは言えど、お店は以前のままの佇まいで、お店のある加古川駅前サンライズビル地下の雰囲気もあり、思いっ切り昭和テイストの漂う空間だ。で、ご存じの通り、このお店は真ん中大きなテーブルがどーんと置いてあって、後は壁に向かったカウンター席と、写真手前側に二人掛けのテーブルがあると言う、やや狭い店内なので、お店が賑わっている時に行くと、相席必至(と言うか、大きなテーブルの方に座ると必然的にそうなる・・・)。そんな事もあって、この日は少し早目の午前11時半頃にお店に行ってみたのだが、既に先客が大勢いるし、私の後からもチラホラとお客さんがやって来て、常時半分ぐらいの席は埋まっている感じ。きっと正午を廻る頃には満席、あるいは行列が出来るのでは無いかな?
 
中華そば翁介表のメニューボード
ちなみにこちらはお店が『翁介』のメニューで、所謂、普通の”中華そば”なら何と今でも430円也!お店もラーメンも昔長柄なのだが、それに合わせて、お値段も昔長柄・・・、って処が非常にありがたい。で、このメニューの写真の中には”かつめし”の姿もあるのだが、”かつめし”は何年も前から販売は辞めている(以前、『尾上店』で”かつめし”を食べた事はあるのだが、『尾上店』も今はもう無い・・・)。その他では”やきめし”何かもあるのだが、あの”いさちゃんの茶碗焼き飯”とは違い、このお店は普通サイズの”やきめし”しか無いので、十数年前に、確か先輩と一緒に食べに来た時には、半分子して食べた事があるぐらいで、その後は食べた事が無い・・・。こちらも久々に食べてみたい気もしたが、今回も”わんたんめん”のみを食べる事に決定!
 
中華そば翁介応援の張り紙
てな事で、早速入店!カウンター席も既に数席埋まっていたので、厨房に近い端っこの方に近い席に着席。すると、その奥のカウンターと壁の間には何処かで見た様な・・・、と言うか、『翁介』が休業中の時の”お知らせの張り紙”で、それを見たお客さんらが、心配する声と応援のメッセージを寄書きをしたあったので、記念として?あるいはお店的に捨てるのは忍びない?と言う事で、大事に取ってある様だ。やっぱ、ファンの気持ちは大事にしておかないとね・・・。
 
中華そば翁介壁のメニュー
ちなみにこちらは『翁介』の店内の壁に掲げてあるメニューで、左側に写っている定食メニューは、中華そばに白いご飯とふりかけが付いて来るセットで、真ん中にあるのは”お土産用?のお持ち帰りの案内”だ。そう言えば、何年か前に、管理人さん邸を訪問する際、その前に『翁介』へ寄り道して”お土産用の中華そば”を買って持って行った覚えもあるのだが・・・。大分と昔の事の様な気もするが・・・。
 
中華そば翁介わんたんめん
で、間も無くして運ばれて来たのが、この日、私た食べた”わんたんめん”で、お値段は470円也。普通の”中華そば”との差額は40円なので、これまたリーズナブルな価格の”わんたんめん”と言う気がする。てな事で、早速、懐かしのスープから飲んでみると、ベースに鶏ガラと豚骨を使った様な若干の濁りのあるタイプのスープで、今は亡き中華そばの名店『いさちゃん』や、その流れを汲む『まいどラーメン』等の原点とも言える、まさに昔長柄の”加古川流播州ラーメン”のスープだ。偶に鶏ガラのみを使った、やや透明感のあるスープの中華そばを食べる事があるので、若干の豚骨臭さ?と言うのか獣臭を感じ無くもない。確かに以前、時々食べに来ていたので、懐かしい味ではあるのだが、今となっては、もうちょっとすっきりした?”もんどの中華そばのスープ”の方が、私の好みにあっているかも知れない・・・。
 
中華そば翁介わんたんめん
ちなみに”わんたんめん”の麺はこんな感じで、こちらも”昔ながらの中華そば”の趣のある、少し柔らか目のストレートな中太麺で、こちらも懐かしさを伴う優しいお味の、まさに”中華そば”を食べてる!と言う気にさせる麺だ。ちなみに、このお店では麺を湯掻く時、これまた昔長柄に大釜と平ざるを使って麺を湯掻いている・・・、はず・・・。私は壁の方を向いていたので、厨房の中をチェックするのを忘れた・・・。次回は必ずチェックして来よう・・・。
 
中華そば翁介わんたんめん
そしてこちらが”わんたんめん”の命とも言える”わんたん”で、ご覧の通り、小さいながらも”肉入りわんたん”で、これが5~6個入っている。味的には、オーソドックスな”わんたん”なのだが、つるっとした食感と、昔ながらの懐かしい中華そばのスープと相まって中々美味しい。ま、個人的に『新在家ラーメンもんど』の限定ラーメンに毒された私には、”ワンタン”と言えば、餃子並の大きさ、かつ、具がぎっしりと詰まったもんどのワンタン麺”が一番旨い!と思っているのだが、もんど』は限定ラーメンは止めた!と言う事なので、今となっては”もんどのワンタン麺”を食べる事は2度と出来ない?ので、この手の”わんたん”で我慢するしか無い?とも言えるのだが・・・。
 
中華そば翁介ラーメン鉢の電話番号
最後に・・・、ラーメン鉢の底にはこの様に電話番号が書いてあるのだが、そこには今回訪れた駅前店(今は本店?あるいはサンライズビル地下店?とも言うべきか?)の他に、東店の電話番号も載っていて、十数年前に時々『翁介』や『いさちゃん』に来ていた頃に、東店って一体何処なんだろう?と思って、この電話番号に電話を掛けてみた事があったのだが、その時は既に電話は繋がらなかった・・・。ちなみに『翁介』と言えば、他に暖簾分け店としてサザンプラザ尾上のちょっと北側に『尾上店』もあったのだが、そちらも数年前に閉店してしまい、今は居酒屋さんに変わってしまった・・・。
 
てな事で、無事復活再オープンした加古川の老舗中華そばのお店翁介』に、漸く行って来たのだが、個人的には『翁介』より、そのお弟子さんが始めた?とか言う、もう一つの超有名店『いさちゃん』に行く事の方が多かった(と言うか、個人的には『いさちゃん』のスープの味の方が好きだったかな?)事もあり、懐かしさを感じつつも、まあ、こんなもんかな?と思いつつお店を後にしたのであった。無い物ねだりでは無いが、もう一度『いさちゃん』の中華そばを食べてみたい気もするのだが・・・、こちらはもう永遠に無理なのよね。そんな事もあり、『翁介』にはまだまだ頑張ってお店を続けて欲しい気がする・・・。

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